江戸時代から愛される名所。桜の絶景広がる「上野公園」お花見情報【2023】
あっという間に春を迎えてしまいそうな今日このごろですが、春の予感が漂ってくると気になるものといえば「お花見」情報ではないでしょうか。
そこで今回は、全国に数ある「お花見名所」のなかから、広大なスペースにさまざまなカフェやエンターテイメント施設が集結した、東京を代表するお花見スポットである「上野恩賜公園」の魅力をご紹介します。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
江戸時代から大評判。日本随一の名スポット「上野恩賜公園」
江戸幕府の第三代将軍・徳川家光により「寛永寺」が建てられたことから歴史が始まった「上野恩賜公園(通称・以下、上野公園)」
現在もその姿を残す寛永寺を含めた土地の広さは、およそ53万平方メートルという巨大さ。見どころの多い東京のなかでも屈指のお出かけスポットです。
エリア内には「東京国立博物館」「国立科学博物館」「東京都美術館」「上野の森美術館」「国立西洋美術館」など、名だたる博物館や美術館が立地。「上野動物園」もあり、広々とした公園と共に子どもたちも大いに楽しむことができます。
そんな公園内にはなんと約800~1,200本にものぼる桜が植樹されており、関東随一のお花見名所。江戸時代から評判が高く、現在でも毎年およそ400万人規模のお花見客が足を運ぶほど。「日本さくら名所100選」にも選出されています。
その品種も多種多様のバリエーションを誇り、ソメイヨシノを皮切りに50以上もの種類が集結。国立科学博物館へと足を延ばすと、希少な「アマギヨシノ」まで観覧することができ、まさに圧巻といえる春の光景が繰り広げられています。
上野公園の桜を楽しむベストな時期や時間帯は?
卒業~入学シーズンとぴったり重なり、春真っ只中といえる例年3月下旬~4月上旬にかけてベストシーズンを迎える上野公園の桜。見ごろに合わせて華やかに盛り上がる「うえの桜まつり」が開催されるため、足を運ぶならその時期がベストといえるでしょう。
桜まつりでは、東京らしく「江戸」を感じさせる演出がたっぷり。屋台の出店や祭囃子などが賑やかに広がる日中はもちろんのこと、日が暮れた後も、柔らかい光が情緒たっぷりのぼんぼりが桜を照らし出す「夜桜ライトアップ」が行われます。
上野公園へのアクセス方法
上野駅から出てすぐの位置にあり、迷うことなく行きやすい最高のロケーションも魅力の上野公園。1日約12万人もの人が行き交う重要な交通の拠点である駅内で「公園改札口」を見つけ出せば、徒歩約5分以内ですぐに辿り着くことができます。
上野駅には東京メトロ銀座線と日比谷線、さらに京成線も乗り入れているため、JR以外の利用者にも非常に便利なスポット。アクセスのしやすさも、暖かくなり始めた春のお散歩にぴったりといえます。
上野公園のエリア内には無料駐車場がないため、駅付近の有料駐車場は満車になりやすく、桜のシーズンには一層混み合います。電車や徒歩では足を運びやすいものの、車でのアクセスを計画しているかたはご注意を。
2023年の上野公園情報
新型コロナウイルスの流行により、イベントの数々が中止になり続けていたこの数年。2023年は3月17日(金)から4月9日(日)に「うえの桜まつり」が予定されています。東京都が定める公園内のルールを守って、桜を楽しみたいですね。
とはいえ、公園内のカフェやレストラン、それぞれの博物館や美術館では、時期に合わせた限定メニューやイベントも。普段から楽しめるスポットでもあるため、感染予防対策をしながら訪れてみるのがおすすめです。
「日本初の都市公園」として、大いなる歴史と時間を紡いできた上野恩賜公園。暖かな日のお散歩にぴったりのスポットで、見事な桜の風景を堪能しながら、江戸・東京の春に想いを馳せてみてはいかがでしょうか。
- 上野恩賜公園
- 東京都台東区上野公園・池之端3丁目
- 03-3828-5644
- JR上野/東京メトロ銀座線&日比谷線上野
- 無料
- 定休日:なし
- 5:00〜23:00(時間外は立入禁止)
- 上野恩賜公園 公式サイト
- image by:Travel Stock/Shutterstock.com
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