日本がなぜ羨ましい?外国人が感じた「日本とアメリカ」の大きな違い
海外の人が思う日本人といえば、「まじめ」「勤勉」「寡黙」なんてイメージを持たれがち。いやいや、そんなことないよ!でも少しわかるかも?と、感じることがあります。
あながち間違ってないと思う部分もありますが、全部が全部、みんながみんなそのとおりというわけでもありません。
例えば、日本に住んで2年になるアメリカ人男性は、「日本人は外国人に優しいと聞いていたけど、外国人と積極的に関わらない人が多いと感じた」と、日本人に対するイメージと現実を語ってくれました。
彼のように、日本に住んでみたことで母国のよさを実感した人は多くいるようです。そこで今回は、アメリカ人に日本に住んでわかった「母国のいいところ・よくないところ」について語っていただきました。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
日本と真逆?アメリカの「リアルな一面」
まずは、みなさんが思う母国「アメリカのいいところ」について伺ってみました。「自由の国」と呼ばれるアメリカでは、呼び名の通り、自由を感じる機会が多い模様。
他人に干渉しない「自由の国」
「アメリカは、縛られることなく自由を尊重してくれる文化があります。人種もファッションも考え方も、多種多様な人がいておもしろいですよ」(アメリカ出身/日本在住歴6年)
「アメリカ人は他人に干渉せず放っておくので、個人が自由に好きなことができると感じます。とはいっても日本とは違うかもしれませんが、基本的に実力社会。ただ国のサポートが手厚いので、失敗してもすぐに再チャレンジしやすいのが安心かもしれないです」(アメリカ出身/日本在住歴8年)
人とのコミュニケーションを大切にする
「日本人は外国人に優しいと聞いていたけど、単一民族ゆえの他民族に対する苦手意識なのか、外国人と積極的に関わらない人が多いと感じました。そういう場面に出くわすと、実際アメリカ人のほうが優しいんじゃないかな?」(アメリカ出身/日本在住歴2年)
「多民族国家だから、誰に対しても自然とフレンドリーに接するのが普通。個人主義だけど、日本人よりもフレンドリーですね」(アメリカ出身/日本在住歴3年)
「アメリカはさまざまな人種がいて、自己責任という名の自由の国だからこそ、同人種のコミュニティでの繋がりが大切です。私はアメリカ生まれですが、肌の色は濃いです。もし仮に酷い人種差別にあったら?大きな災害が起こったら?優先して助けてくれるのは、やはり家族・親族、そして同じコミュニティの人たちだと思います」(アメリカ出身/日本在住歴2年)
「アメリカ人は人とのコミュニケーションを大切にしているので、知人同士のあいさつはもちろん、面識がない人にも笑顔を向けてお互いにリスペクトし合います。イベントごとにパーティーをして楽しい時間を共有するところも特徴的かもしれません」(アメリカ出身/日本在住歴6年)
「日本人は知らない人と距離を取るけど、アメリカでは知らない人でも親しげにコミュニケーションを取る人が多いと思います。これは防犯の意味もあって、自分のコミュニティや活動エリアに知らない顔がいたら不審に思いますよね?でも強い言葉を使って『お前は誰だ!』なんて言って銃が出てきたら困るから、『きょうは天気がいいから、散歩にぴったりだよね』みたいに声をかけて反応を見たりします」(アメリカ出身/日本在住歴5年)
普通が大盛り!それが当たり前
「飲み物や食べ物のサイズがとにかく大きい。コップ自体大きいのでウェイターが頻繁に水を注ぎにくる必要がないし、席も広いのでのびのび使える」(アメリカ出身/日本在住歴6年)
「どのメニューも量が多いから、外食してお腹いっぱいにならないことはないです。日本人の感覚でいうと『大盛り』に値するのかな。ほとんどの店で飲み物がおかわり自由というのもいいですね」(アメリカ出身/在住歴2年)
アメリカでいうSサイズは、日本のLサイズほどの量であると聞いたことがあります。その感覚でいくと、日本の食事が物足りなくなってしまうかもしれませんね。
また、パーティで交流を深めるというのが、いかにもアメリカのイメージにぴったり。では、逆に、母国・アメリカのよくないところには、どのような点が挙げられるでしょうか。