地元は本気だ。全国各地に実際にある「ちょっと変な条例」
『梅干しでおにぎり条例』(和歌山県 みなべ町)
和歌山県みなべ町といえば、梅です。そう、ここは日本一の梅の里で、あの梅の有名ブランド「南高梅」発祥の地なんです。果肉が厚くて柔らかいのが特徴の最高級品。梅干しや梅酒として加工されます。
その町が制定した条例というのが、「梅干しでおにぎり条例」です。全国的に梅干し離れが進む中で、梅干しを普及したいとの思いで2014年からスタートしました。
町民は梅干しでおにぎりや梅製品の普及促進に協力し、町民自ら健康の増進に努める
(第4条)
町をあげて、梅干しの普及に力を入れているんですね。
ちなみに、みなべ町は「うめ課」もあるそうです。
みなべの道の駅が臨時休業で、スタンプは役場にあるって案内があったので来てみたら『うめ課』って部署があって、びつくり。
そんで役場のお姉さんがめっちゃ美人でもう…。
髭剃ってこればよかった。 pic.twitter.com/Mg5AO4cZcq
— みあ⇒た【腰痛はじめました。】 (@ex_miata) 2015年7月22日
『トマトで健康づくり条例 』(愛知県 東海市)
愛知県東海市がトマトケチャップでおなじみの「カゴメ株式会社」の発祥の地だって、ご存知でしたか? 創業者である蟹江一太郎氏が、明治32年に荒尾町でトマトの栽培に挑戦し、発芽に成功したのが始まりだそうです。
2014年に「トマトで健康づくり条例」という、なんとも健康志向な条例を定めました。条例の中には、「トマトジュースで乾杯しよう!」といったものまであります。なんと、同市には、ひねるとトマトジュースが出ていくる、夢見たいな『トマトジュースがでる“蛇口”』なるものがあるらしいです。
image by: カゴメ
これは、カゴメから寄贈されたもので、定期的なイベントの場でお目にかかれるようです。
その他にも、お茶の名産地である静岡市が制定した「めざせ茶どころ日本一条例」や、北海道・中標津町の「牛乳で乾杯条例」などがあります。
次は、ユニークな条例で町おこしをする市町村の紹介です。