アメリカの職人が本気で作る、静岡のクラフトビール工房

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2017/10/25

「美味しいクラフトビール」ができるまでを見学

ブライアンさんの案内で、まずは工場を見学。

最初の沼津では、このタンクたちでクラフトビールを製造していた
最初の沼津では、このタンクたちでクラフトビールを製造していた

「ベアード・ブルーイングブルワリー」は、アメリカでビール醸造を学んだベアード夫妻が静岡県の沼津市で、始めた小さなブルワリーから始まっています。

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創業当時は今とは考えられないくらい小さな醸造機材でビールを製造。そして、2014年に修善寺に工場を移動させました。

大量に生産しても少量生産の時と変わらない情熱を注いで作られるクラフトビール
大量に生産しても少量生産の時と変わらない情熱を注いで作られるクラフトビール

階段で工場へ降りて、大型冷蔵庫に入っているホップなどの材料を説明してくれます。

創業当時は、一回の仕込みで30リットルしか作れなかったそうですが、現在は6000リットルにもおよび、現在は海外にも輸出しています。 

「八方美人なビール造りはしない」ブライアンさんの思い

「大手のビール会社が日々行っていることは、“一貫性と統一性”。日々同じ美味しさで同じものを提供することに力を注ぎます。しかし、これは僕が思うビール造りとは違います

ビールは生き物”温度や熟成などで味わいが変化するビールの個性を味わってほしい
ビールは生き物”温度や熟成などで味わいが変化するビールの個性を味わってほしい

「ベアードブルーイングのビールは、温度や熟成度によって、日々変化していく“生き物”だと思っています」そう語るブライアンさんは、この工場で定番のビールの他、季節限定ビールを合わせて、約40種類ものビールを造っています。

最後のひと口が美味しいからお代わりしたい。そんな気持ちになれるクラフトビールを造っていきたい
最後のひと口が美味しいからお代わりしたい。そんな気持ちになれるクラフトビールを造っていきたい

市販のビール造りでやりがちな炭酸ガスのブレンドを行わず、ホップが持つ特有の苦みを楽しむことができ、最後のひと口まで美味しくてお代わりしたくなるようなクラフトビール造りをしているそう。

ブライアンさんの仕事部屋にはファイリングされたレシピが棚にびっしり入っている

ブライアンさんは、「日本のいわゆる“地ビール”は、町おこし的なものが多く、味が平凡で高いという印象がある。僕は、万人受けするビールではなく、個性的なビールを造りたい。たとえ10人中1人しか気に入ってくれなくても、その1人が好きでいてくれればいい」と語り、『クラフトマンスシップ』を込めた最高のビール造りに日々情熱を注いでいます。 


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