一番「健康的な生活」を送っているのはどこ?47都道府県ランキング
WHO(世界保健機関)が発表した世界保健統計2016でも平均寿命が世界トップレベルであり、世界的に見ても長寿の国として知られる日本。これからは「人生100年時代」と言われるように、さらに寿命が伸びると予想されています。
一方、日本人は仕事環境やその真面目で繊細な気質からストレスを溜めやすいともいわれます。そんなストレスフルな社会であるにも関わらず平均寿命が伸び続けているのは、日本人の「病気を未然に防ぐ」という健康に対する意識の高さのあらわれと言えそうです。
そんな平均寿命の長い日本人、今回アンファー株式会社が全国47都道府県各100人(男女50:50、20代~60代まで各10人)を対象に、より細かく健康に対する意識の高さを知るために以下の5つの項目の調査を行いました。
- 1.運動頻度
- 2.食生活
- 3.睡眠の質
- 4.ストレス度
- 5.飲酒・喫煙率
各項目ごとで健康に対しる意識が高い都道府県、またすべての項目を総合し、日本で一番健康的な生活を送っている都道府県をご紹介します。
1.運動頻度の高い都道府県ランキング
まずは健康的な生活には欠かせない「運動」について見ていきます。年齢を重ねても自分の足で歩くためには若いころから適度な運動をし、筋力を付けておくことが重要です。運動の大切さを重要視している人の多い県はどこなのか、「週に2回以上、1回30分以上」の運動をもとに調査を行いました。以下がTOP3のランキングです。
- 第1位 兵庫県
- 第2位 神奈川県
- 第3位 徳島県
第3位となった徳島県ですが、過去「糖尿病の死亡率」でワースト1位となったこともあり、地域保健や医療機関が連携して県民の食生活や運動習慣の改善を目標にした数々の対策を行なっています。また県民の一大イベント「阿波踊り」も運動に含めると、かなりの運動量となるかもしれませんね。
そして第1位の兵庫県の人々は日頃の運動として「ジムに通っている」と答えた割合が最も多い結果となりました。さらに「体を動かすことを意識しているか?」と言う問いに対し、「イエス」と答えた割合も全国5位の多さ。日常生活の中にジムを取り入れたり、ジムに通わずとも運動をすることが大切と考えている健康的な県民性が垣間見られますね。
2.バランスのとれた食生活を実践している都道府県ランキング
続いて食生活の面から見てみましょう。バランスの取れた食事を意識して行っている県は一体どこなのでしょうか。今回の調査は「1回の食事にかける時間、朝食の有無、間食・夜食の少なさ」などを総合しています。
- 第1位 愛知県
- 第2位 徳島県
- 第3位 埼玉県
第2位は運動頻度から引き続き、徳島県がランクインしました。海、山と自然が豊かなた徳島県は地産地消を推奨しており、地元の新鮮な食物が手ごろな値段で手に入ることがバランスの良い食事に繋がっているのではないでしょうか。
そして第1位は愛知県になりました。愛知県は「運動頻度」や次にご紹介する「睡眠の質」など、ほかの項目では決して高い順位ではないにも関わらず、食生活においてはトップを獲得しています。これは愛知県が喫茶店でのモーニングなど独自の食文化を持ち、朝食をしっかり食べることで間食が減っているのではないかと考えらえます。