冬の芸術作品。都内で見られる氷爆「払沢の滝」


肝心の払沢の滝ですが、2019年の1月中は氷結具合がイマイチだったのですが、訪れた日にはいくらか凍っていました。
前日はほとんど凍っていないという情報を得ていたので、少しでも凍っている状態を見ることができたのは嬉しい限りです。
氷結部分は実際の水の流れよりも広い範囲に及んでいるので、凍った滝は夏の滝よりも見応えがあるように思えます。
完全凍結していないこの状態でもそう感じるので、完全に凍結した場合には、さらに迫力を感じられそうですね。

近年は冬場でも暖かいこともあり、完全凍結は少なくなっているようで、2018年1月には、なんと12年ぶりに完全凍結したと話題になっていました。
こういった事情から、近年では「最も凍結度が高くなる日が何日になるか?」というクイズを村ぐるみ行うほど、珍しい現象となっているようです。


関東の氷瀑というと茨城の「袋田の滝」が有名ですが、東京都内でこういった氷瀑を見ることができ、しかもそれが日本の滝100選に入っているというのは、とても貴重ですよね。
なお最寄りの駐車場には十数台分のスペースがありますが、氷結時期は朝から混雑することがあるようです。また、筆者が訪れたときもそうだったのですが、夕方以降になると路面凍結の危険性があるため、路上に塩化カルシウムが蒔かれます。
駐車場までは舗装路にてアクセスすることができますが、寒い場所であり、道も狭いところがあるので、訪れる際には十分に注意をしてください。

2月に入ると一層冷え込みが増すことが予想されるので、氷結率も上がってくるのではないでしょうか。珍しい都内の氷瀑、凍結率が高いほど写真映えすることは間違いなしですね。
また2019年3月17日まで開催している「払沢の滝冬まつり」ではフォトコンテストなども行なっているので、運試しや話題作りの一環として、実際に足を運んでみてはいかがでしょうか。
- 払沢の滝冬まつり
- 東京都西多摩郡檜原村本宿
- 開催期間:〜2019年3月17日
- http://hinohara-kankou.jp/fuyumatsuri/
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