江戸時代からの憧れの地も。満足度の高い日本の「神社仏閣」10選
第5位 明治神宮/東京都
5位の「明治神宮」は東京都渋谷区にあり、明治天皇と昭憲皇太后を祀っている神社です。初詣では例年日本一の参拝者数を誇ります。
境内は内苑と外苑に分かれており、内苑には日本各地や朝鮮半島・台湾からの献木365種約12万本が計画的に植えられています。都心部の貴重な緑地として親しまれているだけでなく、人工林が意図的に自然林化されたものとしても注目されています。
第4位 厳島神社/広島県
4位には593(推古天皇元)年に創建されたと伝えられている、広島県の「厳島神社」がランクインしました。島全体が神の島として崇められていたため、あの有名な海の中の鳥居が建てられたそうです。
1146(久安2年)に平清盛が社殿を現在の姿に造営し、多くの国宝・重要文化財を有しています。その数は建造物は17棟3基・美術工芸55点など約260点をはじめ、廻廊45間、西廻廊62間に上ります。
第3位 清水寺/京都府
3位にランクインした京都府「清水寺」は京都市内でも有数の観光地として有名であり、京都の文化財としてユネスコ世界遺産に登録されているほどのお寺です。
建物の前半部分は山の斜面にせり出すようにして建てられています。よく思い切ったことをすることを「清水の舞台から飛び降りる」と表現するほど、その景観は迫力あるものです。
第2位 出雲大社/島根県
2位には島根県の「出雲大社」がランキングしました。最近ではパワースポットとしても注目されていますね。
日本神話に出てくる大国主大神をお祀りしており、縁結びの神・福の神として人気です。日本最古の歴史書といわれる『古事記』にその創建が記されているほどの歴史があります。
第1位 伊勢神宮/三重県
そして、1位に輝いたのは「お伊勢さん」の愛称で知られる三重県の「伊勢神宮」です。伊勢神宮は三重県伊勢市にある神社で、明治時代から太平洋戦争前までは、すべての神社の上に位置する神社とされていました。
正式には「神宮」といい、天照大御神をお祀りしていることから、古くから現在まで、多くの参拝客でにぎわっています。また、最近ではパワースポットの聖地として筆頭に挙げられるほどの人気です。
伊勢神宮へのお参り、俗にいう「お伊勢参り」といえば、江戸時代にも大流行し、誰もが一生に一度は行きたいと願ったほどの憧れの地です。
お伊勢参りができない主人の代わりにお金を持ってお参りに旅だったといわれる犬は「おかげ犬」と呼ばれており、歌川広重の『伊勢参宮・宮川の渡し』にもそれらしい犬が描かれているほど、各地で実在していたんだとか。
江戸時代から長い年月が経ちアクセスが容易になったいまでも、伊勢神宮が満足度1位を獲得していることからみると、江戸時代にあった伊勢神宮への憧れは大変強烈なものだったのではと考えられますね。一生に一度、できるのならそれ以上、訪れておきたいスポットです。
source:PR TIMES
伊勢参宮・宮川の渡し image by:雪柳/Wikimedia Commons(Public domain)
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