まさに穴場。RPGの世界に浸る、日本のひんやり絶景「洞窟」20選
馬立の岩屋/鹿児島県
「馬立の岩屋」は、日本を代表する孤島・種子島にあります。種子島家十代主幡時が修業をしに洞窟に入ったが二度と帰ってこず、馬だけが主人の帰りを待っていたという逸話からこの名が付きました。
外観は不自然に空いた大きな穴が印象的で、海が傍にある海蝕洞窟として知られています。自然が生み出した絶景ですね。
- 馬立の岩屋
- 鹿児島県熊毛郡中種子町増田
- 0997-27-1111
- 無料
- 公式サイト
昇竜洞/鹿児島県
「昇竜洞」は、鹿児島県天然記念物に登録されている鍾乳洞です。鍾乳洞内部600mが一般公開されており、多くの観光客が訪れています。
特にオススメの鍾乳石は、流華石といわれる「フローストーン」です。全国最大級の大きさで、その景観は圧巻の一言。自然が作り出した神秘に、見とれてしまいそう。
- 昇竜洞
- 鹿児島県大島郡知名町大字住吉1520
- 0997-93-4536
- 大人・高校生1,100円、小中学生550円
- 9:00〜17:00
- 定休日:なし
- 公式サイト
星野洞/沖縄県
「星野洞」は、沖縄県の南大東島にあります。南大東島は珊瑚礁が隆起してできた島なので、島内に多くの鍾乳洞が確認されており、そのなかでも人気なのが同スポットです。
内部には、通称「カーテン」と呼ばれる幕状鍾乳石や、国内最長のストローなど、数えきれない種類の鍾乳洞が連なっています。
その圧巻の景観から映画の舞台として使われたこともありますよ。
- 星野洞
- 沖縄県南大東村字北64
- 09802-2-4333
- 大人 800円、小人 350 円
- 9:00~11:00/14:00~16:00
- 公式サイト
実は日本は洞窟大国だった!?
日本に数千カ所もあるという洞窟。山が豊富にあり、海に囲まれた島国である日本には、洞窟ができやすい条件が整っています。
洞窟には細かい定義はなく、地中にあるおおよそ人が入ることが可能なサイズの空洞を指します。鍾乳洞という言葉はよく聞きますが、鍾乳洞は洞窟の一種でしかありません。
自然の洞窟には石灰石が侵食されてできた「鍾乳洞」のほかに、火山噴火によって生まれた「溶岩洞」、波浪による侵食の「海食洞」など、さまざまな種類の洞窟が存在します。
洞窟は夏は涼しく、冬は暖かい天然のクーラー
夏の避暑地としてはうってつけの洞窟ですが、「洞窟の中は一年中寒い」と思っている方もいるかもしれません。しかし、洞窟(とりわけ鍾乳洞)は、夏は涼しく冬は暖かく感じる性質があります。
その秘密は、外気との温度差にあります。鍾乳洞は地中にあるため太陽が当たらず、季節の違いによる温度変化の影響を受けにくいのです。つまり、洞窟の温度は年中ほぼ一定に保たれているのです。
真夏は避暑として、また冬の時期なら暖を求めて。一年中、快適に過ごせる洞窟で、いままでとはひと味違う、アドベンチャーな旅を満喫してみるのはいかがでしょうか。
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