本当の『ラピュタ』のモデルはどこ?美しすぎる「ジブリ映画」の聖地巡礼スポット

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2023/06/05

日本が世界に誇るスタジオジブリ作品。美しい自然や独特な世界が描かれるジブリの映画のなかには、お気に入りの1本がある!という方もいるのではないでしょうか。

そんなジブリ映画のモデルとなった場所があったら…ぜひ行ってみたいですよね!

そこで今回はスタジオジブリが公式に「大いに参考にした場所」と発表しているスポットから、ファンの間で「おそらくここがモデルになったのではないか!?」と予想されているスポットまでをご紹介していきます。

ジブリ映画の中に入り込めるステキな場所なので、旅先の参考にしてみてくださいね。

【千と千尋の神隠し】九フン/台湾

image by:Shutterstock.com

ジブリ映画の舞台に似ていると有名なのが、台湾の観光地である「九フン(きゅうふん)」です。こちらは公式では言及されていません。

台北から電車で約1時間の場所にある九フンは、かつて金の街として栄えた場所。山間に佇むこの小さな街は、いわずと知れた『千と千尋の神隠し』の世界を彷彿とさせます。

image by:weniliou/Shutterstock.com

特に夕暮れどきになると、主人公の千尋と両親が迷い込んだあの湯屋(ゆや)周辺の光景そのもの。次々と赤ちょうちんに灯りが灯され、一層雰囲気が増します。

細い路地や階段が入り組んでおり、「ここを曲がれば釜爺(かまじい)がいるボイラー室に辿り着くかも…」と、思ってしまうほど。

同作品の世界観にそっくりで、ノスタルジックな雰囲気の漂う古い街並みを楽しみに連日多くの観光客たちが訪れています。


【千と千尋の神隠し】歴史の宿金具屋/長野県

image by:Yusei/Shutterstock.com

続いても『千と千尋の神隠し』から。こちらは千尋が湯婆婆(ゆばーば)に名前を取られ、働くことになった湯屋にそっくりと話題になった、長野県にある「歴史の宿金具屋」です。

こちらも公式がはっきりとモデルと名言しているわけではありませんが、『千と千尋の神隠し』の世界を堪能したい方はきっと満足すること間違いなしです。

ちなみに湯屋は愛媛県にある「道後温泉本館」などの温泉旅館もモデルに描かれたといわれています。温泉旅行と一緒に聖地巡礼をしてみるのもおもしろいかもしれませんね。

【もののけ姫】屋久島/鹿児島県

image by:Shutterstock.com

大自然が残る神秘の島「屋久島」。鹿児島県を代表する人気観光スポットですが、『もののけ姫』のモデルになったというのはファンの間でとても有名なお話です。こちらは公式が、大いに参考にした場所と発表しています。

そんな屋久島といえば、世界自然遺産にも登録されており、日本屈指のパワースポットのひとつ。島の約90%が森林に包まれた命の輝きのあふれる屋久島は、まるで映画の世界のように神秘的な雰囲気に包まれています。

image by:Shutterstock.com

特に苔むした「白谷雲水峡」は、同作に登場するシシ神様やモロ家族が住むなら、きっとこんな美しい森に違いないと思わせてくれる特別な場所です。

運が良ければ屋久鹿に出会えることも!こんな自然の中に住んでいる屋久鹿、もしかしたらシシ神様の住んでいる場所を知っているかもしれませんね。


【魔女の宅急便】ストックホルム/スウェーデン

「ストックホルム」の街並み。image by:Shutterstock.com

映画『魔女の宅急便』に登場する街並みは、世界一美しいと評されるスウェーデンの首都「ストックホルム」と海沿いの街「ヴィスビー」を大いに参考にした場所としています。

ストックホルムには、映画に登場したような大きな時計台のほか、キキがホウキで駆け抜けた街の小道など、そっくりな場所があちこちに。

本当に絵本のような思い描くヨーロッパの街並みが広がっており、初めて訪れた人は感動してしまうことでしょう。

「ヴィスビー」の街並み。image by:Shutterstock.com

ヴィスビーは、真っ白な壁にオレンジの家々が立ち並ぶとても美しい街です。別名「薔薇の街」とも呼ばれている港町は、雰囲気バツグン。いまにも同映画のキキがホウキに乗って現れそうな街並みが広がります。

映画から抜け出したような光景が広がるヴィスビーは、映画を見たことがなくても美しい景色を楽しめる場所です。

【天空の城ラピュタ】カーナーヴォン城/ウェールズ

image by:Shutterstock.com

ウェールズで見逃せないのが「カーナーヴォン城」です。こちらはウェールズ北西のグウィネズ州カーナーヴォンに建てられた重厚な造りの由緒正しいお城で、世界遺産にも登録されています。

実はこのお城、映画『天空の城ラピュタ』でヒロインのシータが捕まって、初めて巨人兵を目にするあのお城にそっくりなんです。公式では、「イギリス・ウェールズ地方」が大いに参考にした場所として紹介しています。

周りには主人公の少年パズーが逆さになってシータを助け出した「あの塔のモデル?」と思わせるような、背の高い塔もそびえ立っています。

【天空の城ラピュタ】ベンメリア/カンボジア

image by:Shutterstock.com

もうひとつ『天空の城ラピュタ』のモデルとファンの間でウワサされている場所があります。

それがカンボジアの「ベンメリア遺跡」です。カンボジアといえば、世界遺産であるアンコールワットが有名ですが、ベンメリア遺跡もラピュタファンにとっては見逃せない場所。

遺跡の特徴は、大幅に崩れていること。遺跡の大半が崩壊しており、全く修復がされていないのですが、その様子が同作品に登場する天空の城にそっくりと話題を集めています。

image by:Shutterstock.com

ベンメリア遺跡の崩壊はなんと、なんと自然の力によるものだそう。長年にかけて成長した木々が大きくなり、寺院を崩してしまったのだとか。

むき出しの状態で根を張っている自然の力を目撃できたり、迷路のような通路を足場の悪い中進んでいく体験ができるベンメリア遺跡は訪れる価値のある場所です。

今回は、ジブリアニメのモデルとなった場所、またはファンの間でモデルになった場所とウワサされているそっくりなスポットをご紹介しました。

最近は、アニメや映画などの聖地巡礼が地方を大いに潤していると話題になることが多くあります。

「好きなもの」と「旅」をかけ合わせるなんて計画するだけでワクワクしてきますよね。ジブリファンの方だけでなく、映画を見たことのない方でも楽しめるスポットなのでぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

  • 参考:ジブリ公式サイト「Q&A
  • image by:Shutterstock.com
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
  • ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
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元々インドア派だったはずが『恋する惑星』でウォン・カーウァイにハマり、初めての一人旅は上海へ。カメラ片手にどこへでも行くアクティブ旅女子になりました。現在は大学院に通いつつフリーライターとして、旅・アート・美容・ファッションをメインに活動しています。

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