ワクワクを乗せて旅に出よう。日本全国にある「鉄道博物館」10選
軽便鉄道博物館/三重県

「軽便鉄道博物館」は三岐鉄道北勢線阿下喜駅の隣にあります。阿下喜駅は日本最西端駅のナローゲージ駅。軽便鉄道とは、線路の幅を狭くする、軽量のレールを使う、鉄道の小型化など通常の鉄道よりも規格を低くして安価に建設された鉄道をいいます。
軽便鉄道は、通常の鉄道に比べ最高速度が低く輸送力も小さめ。観光用のトロッコ列車などを除いてあまり見る機会が多くはありません。軽便鉄道博物館では、人が乗車できる電車で世界最小のミニ電「ホクさん」があることでも有名です。
- 軽便鉄道博物館
- 三重県いなべ市北勢町阿下喜3735
- 0594-72-2478
- 三岐鉄道北勢線阿下喜駅すぐ
- 毎月第1・3日曜開館 ※1月のみ第2・3日曜
- 10:00~16:00
- 公式サイト
貨物鉄道博物館/三重県

「貨物鉄道博物館」は、貨物鉄道専門、毎月第1日曜日だけオープンというかなり特殊な博物館です。現存する最古種を含めて20種類近くの実際の貨車が展示しており、なかには乗り降りができる車両も含まれています。
このほか、鉄道貨物輸送を担ってきたさまざまな貨物車両、貨物運輸の裏方たちの展示にも力を入れています。子どもが楽しめるようにと、キッズスペースが充実。
- 貨物鉄道博物館
- 三重県いなべ市大安町丹生川中1170
- 059-364-2141
- 三岐鉄道三岐線丹生川駅すぐ
- 毎月第1日曜開館(1月のみ第2日曜日)
- 10:00~16:00
- 公式サイト
京都鉄道博物館/京都府

「京都鉄道博物館」は、旧梅小路操車場跡を利用して「地域と歩む鉄道文化拠点」を目指して2016年に開館しました。扇型機関車庫を利用した展示スぺースには、蒸気機関車や電気機関車などが並び、蒸気機関車は毎日運行されています。
ミュージアムショップでは、ここでしか買えないオリジナルグッズをはじめ、本格的な鉄道ファン向けの商品やキッズ向けの商品も充実。博物館として鉄道に関しての学びを深めることができます。
- 京都鉄道博物館
- 京都市下京区観喜寺町
- 0570-080-462
- 嵯峨野線梅小路京都西駅より徒歩約2分
- 一般1,200円、高校・大学生1,000円、小中学生500円
- 水曜休
- 10:00~17:30
- 公式サイト
津山まなびの鉄道館/岡山県

旧津山扇形機関車庫を利用し、蒸気機関車、気動車、ディーゼル機関車など鉄道遺産ともいえる歴代の名車が勢ぞろい。鉄道ファンなら興奮必至の展示を行っているのが鉄道遺産「津山まなびの鉄道館」です。
扇形機関車庫には、車両の方向転換を行う転車台も備えており、イベント時には実際に稼働。このほかにも鉄道の仕組みや歴史が学べるルームやまちなみのジオラマなど、鉄道に関するさまざまな体験ができます。
- 津山まなびの鉄道館
- 岡山県津山市大谷
- 0868-35-3343
- JR津山駅より徒歩約10分
- 高校生以上300円、小中学生100円
- 月曜休
- 9:00~16:00
- 公式サイト
九州鉄道記念館/福岡県

「九州鉄道記念館」は福岡県北九州市門司区の旧九州鉄道の本社建物を利用しています。九州鉄道会社は筑豊鉄道、豊州鉄道など周辺の鉄道企業を次々に統合、九州北東部の鉄道網をほぼ独占した大企業でした。
鉄道国有法の実施に伴って、明治40年7月1日に国有化されました。その本社は国の登録有形文化財に登録されています。

本館1階には、明治時代の客車や九州の鉄道の大パノラマのほか、運転シミュレータが楽しめます。ミュージアムショップも充実しています。
- 九州鉄道記念館
- 福岡県北九州市門司区清滝2-3-29
- 093-322-1006
- JR門司港駅より徒歩約3分
- 大人300円、小中学生150円
- 第2水曜休ほか
- 9:00~17:00
- 公式サイト
松浦鉄道たびら平戸口鉄道博物館/長崎県

「松浦鉄道たびら平戸口鉄道博物館」は、なんといっても立地が最高な博物館です。たびら平戸口駅は日本最西端の駅、松浦鉄道たびら平戸口駅に置かれています。松浦鉄道は、有田、伊万里、松浦、平戸、佐世保をつなぐ、西九州線を運行しているローカル線です。
同博物館は古い駅舎を模したレトロな雰囲気の外観が魅力的。展示室は駅舎内旧事務室を利用したものです。国鉄松浦線時代を中心とした各種備品(駅名標や旧国鉄時代からの古い時刻表、運賃箱、古い書類など)が展示されています。また、駅員の帽子をかぶっての記念撮影、記念スタンプ押しも人気です。
- 松浦鉄道たびら平戸口鉄道博物館
- 長崎県平戸市田平町山内免418-2
- 0950-57-0024
- 松浦鉄道たびら平戸口駅構内
- 10:00~18:00
鉄道博物館は、家族連れでも、カップルでも、またおひとり様でも楽しめる知的好奇心が満たされる空間。このほかにも、全国各地に鉄道にまつわる施設は点在しています。ぜひリサーチして足を運んでみてくださいね。
- image by:PixHound/Shutterstock.com
- ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。