北海道ならではの景色。海を一望できる「岬の絶景スポット」7選

神威岬/積丹町

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積丹町の積丹半島には、ニセコ積丹小樽海岸国定公園に属している「神威岬(かむいみさき)」があります。この岬は、駐車場から岬の先端部までをつなぐ約770mの「チャレンカの道」を通って徒歩で行くことができます。

伝説では、その昔にこの地の長の娘であったチャレンカが源義経を追ってきましたが、義経には追い付かず海に身を投げ、神威岩になったと言います。

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そして、この付近をとおる女性を乗せた船を嫉妬心から沈めたことから、この岬は女人禁制の地となったとされています。でも、ご安心を。現在では女人禁制は解かれています。

アクセスは、新千歳空港から車で約210分、小樽駅前からバスで約140分(神威岬下車/夏季のみ運行)です。

襟裳岬/えりも町

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幌泉郡えりも町の「襟裳(えりも)岬」は、森進一氏の『襟裳岬』という歌でも知られる有名な岬です。日高山脈の最南端にあり、太平洋側に位置しています。

岬から約7km先までが岩礁、周囲は高さ約60mの断崖。そのダイナミックで絶景である地形が評判の人気観光地となっています。

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また、岬の先端の岩場周辺には準絶滅危惧に指定されているゼニガタアザラシが生息しており、観察することができるのも魅力です。

アクセスは、JR日高本線の様似駅からJR北海道バス日勝線で約55分、自動車なら国道336号または北海道道34号襟裳公園線を通って行くことができます。

納沙布岬/根室市

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北海道根室市にある「納沙布(のさっぷ)岬」は、一般人が訪問可能な日本最東端の岬です。岬にある灯台は明治時代に建てられ、歴史と自然を感じられる人気の絶景スポット。


夏にはラッコ、冬には漂流というように季節によって異なる景観も楽しめます。

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また、日本でもっとも早く朝日を見ることができる場所としても知られており、元日には初日の出を見に多くの方が訪れています。

アクセスは、根室駅前ターミナルからバスで約45分、車では根室駅から約25分ほどの場所に位置しています。北方領土から約4kmという東端に位置していますが、ドライブがてらに訪れてみてはいかがでしょうか。


知床岬/斜里町

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斜里郡斜里町遠音別村岩尾別にある「知床岬」は、故・森繁久彌氏が作詞と作曲を手がけた『知床旅情』でも知られるオホーツク海に面した岬です。

この岬は標高約30~40mの台地で周囲は断崖。天然記念物の野鳥やアザラシ、トドやヒグマも生息していて、2005年には世界遺産に登録されました。

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現在、この岬は特別保護地区となっているため自由に出入りはできませんが、知床観光船などの観光遊覧船・自然観察船で観覧することができます。斜里郡斜里町のウトロ港から4月下旬~10月まで知床観光船が出ていますので参考にしてみてくださいね。

北海道には日本最東端の「納沙布岬」や最北端の「宗谷岬」をはじめとした、目の前に雄大な海の景色が広がる岬がたくさんあります。

場所によっては遠くの向こうの北方領土の島影を望むこともできるので、北海道を訪れた際は、ぜひ岬からしか見れない絶景を堪能してみてはいかがでしょうか。

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海大好きなライター2名による「海辺のまち」です。日本や世界の海をメインに潜り、さらに森を探索して山に登っています。

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