心の原風景を探す癒し旅。日本国内の絶景「棚田」10選
丸山千枚田/三重県
三重県熊野市の「丸山千枚田」は、山(白倉山)の斜面に石垣を築いて、1,300枚を超える棚田が開かれています。このように数多くの田があることから千枚田と呼ばれています。
季節ごとに表情を変えることから何度も訪れる方が多いそう。夏には「虫送り」と呼ばれる行事が行われ、1,300本あまりの火がともされ、日が落ちたあとには幻想的な光景が浮かびあがります。
稲渕の棚田/奈良県
奈良県明日香村、有名な石舞台の奥に広がっているのが「稲渕の棚田」です。のどかな山間に設けられた棚田は、これまでに紹介した棚田に比べるとスケールは劣りますが、可愛らしいものとなっています。
また棚田には趣向を凝らした案山子が並べられており、なんだかのんびり、ほっとする光景が広がっています。大人でも思わず童心にかえって楽しめる、美しい棚田です。
うへ山の棚田/兵庫県
兵庫県美方郡香美町にあるのが「うへ山の棚田」、別名、貫田の棚田です。田の数は39枚、面積は3.1ヘクタールと大きくはありませんが、山間の斜面に独特な曲線を描く畦で縁どられた棚田が重なっている光景は一見の価値があります。また、前面に眺望がひらかれており、伸びやかな雰囲気が味わえます。
鬼木棚田/長崎県
「鬼木棚田」は長崎県波佐見町、虚空蔵火山の裾野に開かれた棚田です。馬蹄形上に広がった棚田はスタジアムのようにも見えます。下から見上げると、空に向かう階梯のような壮大な眺めが広がっていきます。
浜野浦の棚田/佐賀県
「浜野浦の棚田」は佐賀県東松浦郡玄海町に作られています。「浦」という名前からわかるように、海に近い斜面を利用しているため、高い場所から見下ろすと、棚田が海にまで続いているような風景が望めます。
棚田は、日本人なら誰しもがなつかしさを感じ、心ほぐれる光景のひとつです。日常にストレスを忘れたいとき、ふらりと出かけてみてはどうでしょうか。
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