東洋と西洋が出会う親日の国。見どころ満点の「トルコ」基本徹底ガイド
トルコ旅行で気をつけなければいけないことは?
テロに遭遇する確率は低くなっているとはいえ、トルコが100パーセント安全な街とは言い切れません。やはり日本に比べると治安は不安定で、気をつけなければいけないことも多くあります。
まず、親しく声をかけてくる人には絶対について行かないこと。「親しくなりたい」という雰囲気で近づいてきたと思ったら、ぼったくりバーへの客引きだった…という事例が発生しています。
なかには少し日本語を話せる人もおり、カフェでお茶をしたり、買い物に付き合ってくれたりした後に、バーに連れて行かれて法外な値段を要求されたという報告もあるので注意が必要です。
スリや置き引きなども頻発しているので、特に観光地の人通りが多い場所では持ち物に注意を払いましょう。また、タクシーもボッタクリが多いです。流しのタクシーには乗らず、必ずホテルで呼んでもらうか、よい運転手さんに出会えたら電話番号を貰うようにしましょう。乗車するときにメーターが動いているかどうかの確認も忘れずに。
トルコの宗教は?
国内人口の99%がイスラム教徒です。しかし私たちがイメージするイスラム教国とはまったく趣が異なります。女性たちは普通の洋服を着て街を歩いていますし、お酒も販売されています。さすがに豚肉料理は見かけませんが、その他イスラム教国に比べるとかなり戒律のゆるい雰囲気。言葉もアラビア語ではなくアルファベットです。
これはトルコ建国の父であり初代大統領といわれるムスタファ・ケマル・アタトゥリュクの近代化政策によるものです。初代大統領はトルコの近代化のために政治と宗教を切り離す考えを持っていました。そのためトルコはそのほかのイスラム教国とはまったく雰囲気が異なる国になったのです。
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