なぜ「もう行きたくない」と思うのか?癖が強い国「インド」へ行く前に知っておくべき基本

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2025/04/18

「住みたいくらい気に入った」と言う人がいる一方で、「もう行かない!」と言う人もいる好みの大きく分かれる国が「インド」です。訪れると人生観が大きく変わるという声も多く、俄然興味の湧く国インド。気になってしまったのなら次はあなたがインドを体験する番です。

しかし、初めてのインド旅行、しかも癖が強いとわかっている国ならなおさら不安になりますよね。インドのように好き嫌いの分かれる国は、事前に心の準備をしておくのも大切です。

今回は初めてのインド旅行で知っておくべき情報をご紹介しましょう。

まずは基本。インドはどんな国?

image by:Sumit Saraswat/Shutterstock.com

インドは南アジアに位置するインド半島の大半を国土として有する大きな国です。日本の8.7倍もの広大な国土を持ち、2024年時点で人口は世界第1位の14億4,170万人です。大きく人口も多い大国です。

かつてはインダス文明が栄えた土地で、その後も数々の王朝が繁栄と衰退を繰り返した歴史深い土地でもあります。1800年代後半から1900年代半ばまではイギリスの統治下にあり、独立を果たしたのは1947年のことです。

インドはどこにある?

image by:Shutterstock.com

インドは南アジアの海に突き出した半島にあります。西と東をそれぞれアラビア海とベンガル湾に挟まれており、北側ではパキスタン、中国、ミャンマー、ネパール、ブータン、バングラデシュと国境を接しています。

インドはさまざまな民族が暮らしており、国境付近と中央地帯では同じインド国籍同士であっても外見も違えば言葉も文化も異なることもあります。

首都はニューデリーで、インド国内は29の州と独自に政府を持つ連邦直轄領が7つあります。

日本からインドへの行き方は?

デリーにある「インディラ・ガンディー国際空港」image by:saiko3p/Shutterstock.com

日本からインドへ向かう場合は、デリーと最大都市であるムンバイまでは直行便が就航しています。直行便は成田国際空港からのみの就航となっていますが、往路は約10時間、復路は8時間ほどのフライトとなっています。


その他の都市からは成田まで飛んで直行便に乗り換えるか、中部国際空港やセントレアからは一度他国に飛んで乗り換え便を利用する行き方もあります。

乗り換え便を利用する場合の所要時間はまちまちですが、格安航空券になると2度3度の乗り換えで20時間ほどかかるルートも。ただしこのようなフライトを選んだ場合時間はかかりますが、約7万円ほどで航空券を購入できます。


インドで使われている通貨は?

image by:Shutterstock.com

インドで使われている通貨は「インド・ルピー」です。現地に着いたらまず空港から市内に移動しなければなりませんよね。そこですぐに必要になるインド・ルピーですが、実は国外への持ち出しが原則として禁止されています。

そのため日本国内で予め両替をしておくことができないという特殊な状態になってしまいます。インドの空港で日本円からルピーに両替ができるのですが、ここでもインドならではの注意が必要になります。

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日本にいると空港の両替所での数え間違いなどほぼ皆無ですよね。機械で数えますし、きちんとしたレートで両替してもらえるのが当たり前です。

しかしインドではこの当たり前は全く通用しません。特に金銭が絡む場合の「日本の感覚」は全くあてにならないので最大限の注意が必要です。

空港の両替所ではわざと数え間違える、悪いレートで両替をされるなどのぼったくり報告がとても多いのです。本当なら空港での両替よりもホテルでの両替、またはATMで引き出す方法が一番よいでしょう。やむを得ず空港で両替をする場合は両替後後ろが並んでいようとも手渡された金額をその場で数えるようにしましょう。

インドはクレジットカードが使える?

image by:PradeepGaurs/Shutterstock.com

現金社会が根強く残っていたインドでは、キャッシュレス先進国へと転身しています。ローカルな場所に行くなら現金を用意しておいた方がよいですが、ホテルや観光地にあるレストランなどでは使えるので安心です。

また、ATMでのキャッシングも対応しているのでいざという時の保険として必ず持っておくようにしましょう。クレジットカードを持っていれば海外旅行保険としても使用できます。

先ほどお伝えしたように、両替所があまり信用できないインド国内においてクレジットカードはとても便利。しかし、こちらもスキミングなどには注意が必要です。

インドの物価は高い?安い?

インドの2つ星ホテル image by:PradeepGaurs/Shutterstock.com

インドの物価は日本に比べるととても安く感じるでしょう。旅行中の固定費になる宿泊費も驚くほどの安さで見つけることができますが、あまりにも安いところは要注意!

インドでは「安かろう悪かろう」が当たり前で、あまり安い宿泊先を選んでしまうと想像以上に衛生面が悪く、ベッドバグなどの被害に遭ってしまうこともあります。

日本のビジネスホテルクラスのきちんとしたホテルは大体約3,000ルピー(約1,700円)くらいから。それでもまだ安いですよね。高級ホテルになると約6,000ルピー(約10,00円)くらいからになります。

image by:Shutterstock.com

インドは宿泊費だけでなく外食費もとても安いです。しかし、こちらもローカルすぎるお店に行ってしまうと確かに価格は安いけれど衛生面で大きな不安を感じることも。お腹を壊してしまっては旅行が台無しになるので、それなりのレストランやファーストフード店などを選ぶことを強くおすすめします。

水は1リットルで約40ルピー(約70円)程度、コーラは750mlで40ルピー(約70円)と飲み物類も格安です。特に水はお腹を壊す原因になるため歯磨きも洗顔もミネラルウォーターを使うことをおすすめします。30円なら価格を気にせず購入できますよね。

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