とにかく鳥貴族がいいんだ。外国人が驚いた日本の常識&スポット
貴重な体験をした、印象深い「和歌山県太地町」/トルコ出身
「和歌山県太地(だいじ)町」は人口約3,000人の小さな町です。
イルカの追い込み漁を描いたドキュメンタリー映画『ザ・コーヴ』(2009年)の現場であるこの地に、トルコ出身が来訪したそうですが、数ある観光地のなかでもとても印象に残ったスポットだったのだとか。
和歌山県にある太地町でイルカの追い込み漁を見学しました。そのころはイルカ漁が解禁されてまもなくの時期だったこともあり、イルカを食べると聞いてとても驚きました。
その後、太地漁港で解体され販売されているイルカを見て複雑な気持ちになりましたが、それと同時に命の大切さと貴重な異文化を体験することができました。(トルコ出身・男性)
古式捕鯨発祥の地といわれる太地町。イルカの追い込み漁は、およそ400年もの歴史を持つ伝統文化です。
水が少なく野菜や米作りが難しいこの地では、イルカやクジラは大切な食糧源です。このトルコ人男性のように海外には抵抗がある方も多いですが、追い込み漁の見学という貴重な体験をされたのですね。
「厳島神社」の建築技術がスゴすぎる/トルコ出身
同じくトルコ出身の女性は、広島県廿日市市の「厳島神社」を訪れた際、同社の歴史と建築技術にとても驚いた経験を持つそう。
厳島神社の歴史を知り、900年近く前の日本にはすでに水上建築の技術があったこと、そしてそれが現存して今も使われていることに大変驚きました。
当時の技術を結集した成果だと賞賛します。なかでも釘を使わずにそれぞれの建物をぐるりとつないでいる回廊に感銘を受けました。
トルコにも、カッパドキアにキリスト教徒が迫害から逃れるために作った洞窟住居があります。
これも釘などを使わず自然が作った岩石の斜面をくりぬいて洞窟が作られているのですが、水上に作る方が困難な作業だったろうなと思います。いつか朱塗りの大鳥居をバックに、平安絵巻そのままが堪能できる「管絃祭」を見てみたいです!(トルコ人・女性)
世界文化遺産に登録されている厳島神社。水辺に佇む真っ赤な鳥居は、どこか神秘的で特別な魅力を感じます。
そして驚きはなんといってもその建築方法。釘のような金属は海水の影響を受けると腐食してしまうため、回廊に使われる床材に釘は使わず、板と板の間にわざと隙間を開けて組み合わせているのだとか。
このように文化の異なる国の方の反応をみると、私たちが普段、何気なく見ている景色や習慣が特別なものに感じます。視点を変えるだけで、少し違った一面が発見できるのかもしれませんね。
今回ご紹介した常識やスポット以外にも、日本にはたくさんの「驚き」が隠されています。外国人を案内する際は、ぜひ一緒にちょっと変わった日本を探してみてくださいね。
- image by:StreetVJ / Shutterstock.com
- source:鳥貴族 公式サイト,和歌山県公式サイト,PR TIMES
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