手を振って「バイバイ」がNG?海外では通用しない日本の常識

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2019/10/23

パー(手のひら)を見せて挙手/ドイツ

image by:Shutterstock.com

日本では日常的にある手のひらを見せるシーンですが、お店で店員さんを呼んだり、タクシーを呼び止めるときの挙手もありますよね。空港からの移動でのタクシー利用はもちろん、近年では便利な配車アプリ「Uber(ウーバー)」の台頭もあり、海外旅行で車に乗るシーンがより増えたなと感じます。

また、ショッピングや現地でのグルメも、旅の大切な楽しみ。レストランでお店の店員さんに気づいてもらおうと腕をまっすぐ上げて手のひらを見せる…日本ではごく当たり前のジェスチャーですが、実はドイツやその周辺国では不快に思う人がいるのです。

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それは、そのジェスチャーがアドルフ・ヒトラー、そしてナチス式敬礼を思い起こすから。実際に筆者もドイツに留学していましたが、お店で店員さんを呼ぶ際には人差し指を軽く立ててアピールする人をよく見かけました。ちなみに、参加していたゼミで挙手する際には、みな手の代わりにペンを上げていて驚いたことを覚えています。

日本には「郷に入れば郷に従え」という言葉もありますよね。せっかく海外で過ごすなら、そこでの習慣ややり方に従って、より異国情緒を楽しむのも旅の醍醐味のひとつです。

もちろん、悪気が無ければ相手にもその気持ちが伝わって、悪印象を与えないかもしれません。でも、できることなら気持ちよくお互いコミュニケーションを取りたいもの。事前に要注意のジェスチャーを押さえておいて、旅先で現地の人と楽しく親睦を深めたいですね。

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大学時代にドイツへ1年間留学。卒業後は旅行・グルメ・恋愛系のライターとして活動中。大好きなハンバーガーとビールのために、休日はボルダリングとヨガで汗を流す。

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