真冬に光り輝く藤の花。2019「あしかがフラワーパーク」新作登場

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2019/12/07

藤の花といえば家紋に使われたり万葉集でも歌われるなど、日本古来の花として国内外問わず沢山の人を魅了する存在。ミステリアスな紫色に彩られ、垂れ下がる姿は情緒たっぷりです。その香り高く、たおやかに咲き誇るさまは、見る者に癒しを与えてくれます。

そんな藤には、「下がるほど人が見上げる藤の花」ということわざもありますが、これは謙虚にタレ下がれば垂れ下がるほど、人が見上げてくれる存在になれるという意味。

確かに、圧倒的な美を纏いながらも、決して主張しすぎることのない藤の花には、つい目を奪われてしまう。大輪のように咲くヒマワリや、情熱的なバラとはまた違った可憐さが漂います。多分、擬人化したら一番モテるタイプですね。

藤の花を表現したイルミネーション

そんな藤の花の旬は、4月中旬から5月中旬。しかしシーズン外でも藤の高貴な美しさを楽しめるイルミネーションが、この度スタートしました。栃木県足利市にある「あしかがフラワーパーク」では、2019112日~202026日(木)の期間、新作イルミネーション「光のふじのはな物語」を公開中。

元々あしかがフラワーパークではイルミネーションイベント「光の花の庭」を開催しており、開催は2019年で18回目になるそう。2017年には、長崎ハウステンボス「光の王国」・さっぽろホワイトイルミネーションと並んで、「日本三大イルミネーション」に選ばれるほどの美しさ。

美しい花々とライティングを組み合わせた演出に定評のあったあしかがフラワーパークですが、今回は数ある園内のイルミネーションのなかでも、最も和の心を感じられるイルミネーションの登場となりました。

まるで本物、もしくはそれ以上の美しさ

ふじのはな物語期間(4月中旬~5月中旬)の様子

藤の魅力は、何といってもその艶やかな紫色と、成長するほどに長く垂れ下がる花房。しかし今回のイルミネーションで見ることができる、蝶のような花房形のライトがしなやかに垂れ下がるさまは、実に本物の藤さながら。下からライトを眺めれば、まるで光り輝く藤のベールに包まれているような気分に浸れそうです。

ふじのはな物語期間(4月中旬~5月中旬)の様子

実際に咲く藤は紫色ですが、今回のイルミネーションでは、うす紅藤(さくら色)、大藤(紫)、白藤(白)、きばな藤(黄色)の4色の藤が、順に移ろいながら咲く姿を表現。1本の幹で4色の藤の色が移り変わる夢のような仕掛けは、イルミネーションだからこそ実現できる演出なんだとか。

ふじのはな物語期間(4月中旬~5月中旬)の様子

さらにデッキ下に視線を落とせば、そこには水面いっぱいに反射したイルミネーションが。水面で揺れる光の藤は、より一層幻想的な美しさを放ち、もうどうしようもないくらいにロマンチックです。


台風被害を乗り越えて

ふじのはな物語期間(4月中旬~5月中旬)の様子

今回は昨秋の台風19号の影響を乗り越えての完成ということで、復興のアイコンとしての役割も期待されるところ。藤の花言葉には、「優しさ」「歓迎」「決して離れない」などがありますが、来場者を優しく迎え入れ、苦難を乗り越えてもなお美しく咲き誇る光の藤には、感動さえ覚えそうです。


大人のためのイルミネーション

派手さはないけれど、侘び寂びにも通じる矜恃のようなものを感じさせるのが、藤の花の不思議なところ。振袖のように垂れ下がり、唯一無二の色香を放つ「光のふじのはな物語」は、大人にこそ楽しんで欲しいイルミネーションです。

ここ数年はイルミネーションなんて観に行ってないという人や、普通のイルミネーションに飽きてしまったという人も、ぜひ「光のふじのはな物語」を観に出かけてみてはいかがでしょうか。

  • あしかがフラワーパーク
  • 栃木県足利市迫間町607
  • 0284-91-4939
  • 2019年11月2日~2020年2月06日(夜の部)大人1,000円、子ども500円 ※予定
  • 開催期間:開催中~2020年2月6日(木)
  • 公式サイト
  • source:PR TIMES
  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
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大学時代にドイツへ1年間留学。卒業後は旅行・グルメ・恋愛系のライターとして活動中。大好きなハンバーガーとビールのために、休日はボルダリングとヨガで汗を流す。

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