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キレイに洗ってから入るべき?「温泉マナー」に関する調査結果

赤池リカ
赤池リカ
2020/01/08

朝晩と冷え込みが強くなってきて、冬まっただなか。すっかり温泉が恋しい季節となりました。

一方、温泉施設や旅館などでのマナー違反などがニュースやSNSで話題になることもしばしば。東京オリンピック・パラリンピックの開催に向けて外国人旅行客も増加しており、ますます温泉におけるマナーについて考える機会は増えそうです。

この度、株式会社エアトリが、20代~70代の男女1,142名を対象に「温泉のマナー」に関する調査を実施しました。

ゆったりできるはずの温泉でどんなことが感じられているのか、早速ご紹介します。

約4割が「旅館・温泉でマナーの悪い人が増えている」と感じている

温泉は好きですか?」という質問では、9割を超える90.6%が温泉を「好き」と回答。古くから湯治やアンチエイジングとして愛されてきたことや、日本は各地に温泉地が点在していることから、小さいころから温泉に親しんできた人も多いのではないでしょうか。

旅館・温泉でマナーの悪い人が増えていると感じますか?」という質問では、約4割が「マナーの悪い人が増えている」と感じていることが分かりました。

「感じない」と答えたのは「感じる」と答えた数の約3分の1となる14.5%に留まりました。

9割超えの人が温泉を「好き」と回答する一方で、多くの人が「マナーの悪い人がいる」と感じている結果に。ゆったりとくつろいでいるなかに癒しの時間を乱す人がいると、いつもより一層気になってしまうものですよね。

子どもを異性の湯に入れるのは何歳までOKだと思いますか?」という質問では、最も多かったのは「3歳以上5歳未満」の37.8%となり、過半数が「5歳未満」と回答しました。


2位には「5歳以上7歳未満」(30.8%)が入ったことから、小学校への入学をひとつの区切りと考えている人も多いようです。

なお、回答のなかで最も上の年齢は「15歳」でした。15歳は、異性の湯に入る年齢としては、少し上すぎるようにも感じられます。

タオルを巻いての入浴は約9割が「なし」と回答

続いては「入浴にまつわる以下の行為は『あり』ですか?『なし』ですか?」という質問について。

「熱かった時に水で薄める行為」「(誰もいない場合)お風呂場での撮影」「オムツの取れていない赤ちゃんの入浴」「タオルを巻いての入浴」のそれぞれについて「あり」「なし」「なしだと思うけど経験あり」のいずれかを選択。

最も「なし」の意見が多かったのは「タオル」を巻いての入浴(なし:88.1%、なしだと思うけど経験あり:3.9%)となりました。

「オムツの取れていない赤ちゃんの入浴」「(誰もいない場合)お風呂場での撮影」についてもいずれも7割以上の人が「なし」という判断でしたが、「熱かった時に水で薄める行為」に関しては「あり」が42.4%、「なし」が57.6%(うち「なしだと思うけど経験あり」が9.7%)と、意見が分かれる結果となりました。

あまりにも熱すぎて入るのに躊躇するほどの温度の場合、多くの人が同じように感じている可能性もあるため、場合によっては少しぬるくしてから入りたいと考える人も多いようです。

image by:Shutterstock.com

「赤ちゃんに水遊び用の紙パンツをはかせて湯船につかっていたお母さんとおばあちゃん、思わず上がりました。(50代・女性)」

「貸切(混浴)風呂での体験ですが、前の入浴者(カップルが)入浴した後、明らかに行為が行われていた事がありました。(40代・男性)」

「温泉でアジア人が毛染めをしていました。洗面台が染剤で汚れていました。(60代・女性)」など、衝撃的な体験談も多数。

マナーはしっかり守って利用しなければなりません。

刺青、タトゥーのある人の入浴についてどう思いますか?」という質問では、最も多かった意見は「全員入浴禁止にすべき」(31.0%)に。

しかし、「ファッションタトゥーの場合は入浴可にすべき」も24.7%、「隠せば入浴可にすべき」も20.6%、「みんな入浴可にすべき」も1割を超える11.8%となり、意見が大きく分かれました。

日本において、刺青は反社会勢力の印象を与え、日本の警察官・自衛官・消防官においても入隊前の身体検査でタトゥー・刺青のチェックが行われているのが現状ですが、国や地域によってはタトゥーが文化として根付いており、当たり前のものとなっているところもあります。

「タトゥー不可の温泉で腰にあるタトゥーを隠すためにタオルを巻いて入っている人がいた。(40代・女性)」

今後、日本でもたくさんの世界大会が開かれ、多くの外国人が訪日することが予想されますので、ダイバーシティを尊重した入浴ルールの策定が必要になってくるのではないでしょうか。

入浴前の身体の洗い方についてどう思いますか?」という質問では、過半数の人が「キレイに身体を洗ってから入るべき」(56.9%)と回答し、「かかり湯をすればOK」は40.5%に留まりました。

意見を見ても「入浴の際体を流さず、しかも長い髪をそのままで湯船に入りその髪をいじっていた。注意したらうるさいばばあといわれた。その宿には2度と行っていない。(60代・女性)」

「入る前にかけ湯をしてから入ろうとしたら、浴槽に座っていた人に、しっかり洗ってから入りなさいといわれましたが、納得がいかないです。いちいち入ろうとする人のチェックはいらないです。 (60代・女性)」など、さまざまな考え方があるようです。

温泉ソムリエ家元の遠間和広さんによると、温泉は普通のお湯より刺激が強く、角質をとってしまうと温泉の刺激に負けることがあるため、浴前に石鹸やボディソープでゴシゴシ体を洗うのは控えた方が良いとのこと。

「キレイに身体を洗ってから入る」人は素晴らしいマナーであり、かといって「かかり湯」だけで入る人がマナー違反だともいえないもの。意見が分かれるのも納得の結果となっています。

冬も本番を迎え、温泉旅行を計画している人も多い時期。せっかくの旅先での時間を残念なものにしないよう、この調査結果を参考に、温泉でのマナーをもう一度考え直してみる必要がありそうです。

  • source:@Press
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  • ※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。

大学時代にドイツへ1年間留学。卒業後は旅行・グルメ・恋愛系のライターとして活動中。大好きなハンバーガーとビールのために、休日はボルダリングとヨガで汗を流す。

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