旅も人生も、もっと楽しく編集できる。

入館無料で歴史と文化を体感。神奈川「藤澤浮世絵館」でタイムトリップ

梅原 慎治
梅原 慎治
2020/02/10

無料、さらに撮影もOK。じっくり浮世絵を体験

美人東海道のシリーズ作品の一部 image by:梅原慎治

今回訪れた藤澤浮世絵館がある藤沢市は、日本橋から数えて6つ目の宿場町であり、現在の神奈川県内に位置していた宿場町としては、小田原宿、神奈川宿に次ぐ人口を誇る宿場町でした(藤沢市ふじさわ宿交流館調べ)。

このため浮世絵としても当時のさまざまな風景や文化が多く描かれており、浮世絵を通じて当時のようすを伺い知ることができるのです。

広重画『東海道五十三次之内 藤澤 遊行寺』image by:Hiroshige [Public domain]

なかでも、「清浄光寺(しょうじょうこうじ/通称:遊行寺)」や「江の島」の白旗神社などは、浮世絵に描かれた面影を現在でも見ることができる場所として有名です。

無料で楽しめる浮世絵の世界 image by:梅原慎治

前述の通り、藤澤浮世絵館は浮世絵などの美術資料を展示しながらも、郷土資料館としても成り立っており、全館無料での見学が可能な施設。しかも、写真撮影もOKなのです(浮世絵の色が褪せてしまうため、フラッシュ撮影は禁止です)。当時の大衆文化と気軽に触れあうという意味でも、素晴らしい施設ですよね。

18番目の宿場江尻の図 image by:梅原慎治

同館では、歌川国貞(後の三代目歌川豊国)作である、東海道五十三次の各宿の風景をバックに美人画を描いた作品『美人東海道』を主体として、藤沢宿や江の島を描いた浮世絵作品や、一風変わった浮世絵の企画展示などが行われています。

36番目の宿場赤阪の図 image by:梅原慎治

なお同館では作品の美しい色を守るため、美人東海道(袋絵も含めて57作品)を含む所蔵資料を3期に分けて展示しています。ちなみに訪れた日は、江尻(18番目の宿場)から赤阪(36番目の宿場)までの19作品が展示されていました。

すべて見るためには再訪が必要ですが、郷土資料や企画展示など、何度訪れても深く歴史と文化に触れられる作りになっているところも、嬉しいポイントですね。

国貞の美人東海道は、バックの風景画の構図を歌川広重の東海道五十三次における保永堂版(東海道五十三次は、歌川広重の作品だけでも複数存在します)に似せているのも特長です。

当時人気のあった風景画と、やはり人気のあった美人画を掛け合わせたハイブリッドな作品なので、いまでいうインスタ映えスポットに、人気アイドルが立っている構図の写真集のようなものですね。当時は相当な人気を博したのではないでしょうか。


梅原 慎治

埼玉県生まれ、都内在住のツーリングライター。主に関東近郊を走り周り、美味しい物や良い景色などを見つけて楽しんでいる。趣味としてフルコンタクト系の空手も嗜んでいる。

SoftBank光 SB光への乗り換えで3.8万円キャシュバック&他社違約金も満額還元中!
保険見直し本舗 プロが無料で教える!無駄な保険をリストラしつつ保障を維持する方法
入館無料で歴史と文化を体感。神奈川「藤澤浮世絵館」でタイムトリップ
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
TRiP EDiTORの最新情報をお届け
TRiPEDiTORオフィシャルメルマガ登録
TRiP EDiTORの最新記事が水・土で届きます