契約書に神の思し召し?ちょっと不思議な「マレーシア移住」体験記

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2020/03/26

日本をそのまま引きずれる国

image by:M. Takayanagi

伊勢丹、そごう、イオン、ファミリーマートやセブンイレブン。どこに行っても日系の小売店舗があふれるマレーシア。

image by:M. Takayanagi

特にビックリしたのは、カラオケの「まねきねこ」マレーシア店まで存在していたこと!先日さっそく友人と歌いに行ってきましたが、最新機種が導入され、ドリンクバーが常備され…まあ日本そのものでした。

晴れているのに空は灰色

image by:M. Takayanagi
image by:M. Takayanagi

アウトドア好きな人にとってキツイのが大気汚染。これは両方とも晴れの日に私の部屋から撮影した写真です。

赤道諸国では未だに「野焼き」の習慣があり、その期間中は焼却によって汚染された空気が流れ、常夏の街を灰色に変えてしまいます。こうなると、街の至るところでマスクが配られ学校は休校になります。

人によって症状に差はありますが、胸が痛くなる、目が赤く充血する、熱が出るなど、健康を害するケースも。マレーシアから他の国へ海外旅行をするなら、この時期を狙うのが得策かも。

「私達は親切だからウソを答える」

image by:Abd. Halim Hadi / Shutterstock.com

マレーシアで人に道を尋ねると、「あっちだよ」と指で示されるものの全然違った!ということが多々あります。

すごいのは、空港職員でさえ、航空券を見せると「ああ、そのフライトは隣のターミナルですよ。いまいるターミナルではありません」などと全くのウソを答えてしまうこと。

以前この案内に従ったためフライトを逃した私は「なぜウソをつくのか?」と単刀直入に尋ねたところ、「だって、分からない、なんて答えるのは冷たい。ウソでも良いから自分なりの答えを述べてあげるのが親切。僕は親切なの!」と自信満々の顔で返事されました。



家賃月6万5,000円でプチセレブ

image by:M. Takayanagi

あくまでも私の例ですが、4つ星コンドミニアムの70平米にひとり暮らし、シャンデリア、床は総大理石。24時間護衛付き、光熱費、Wifi、家具、プール、ジム、サウナ付き。これで月額6万5,000円程度。

image by:M. Takayanagi

さらに、1500円程度でメイドを隔週雇い、お部屋やバスルームのお掃除、ごみ捨て、ベッドリネンの交換をお願いしていました。プロがやるお掃除はピッカピカ。こんな時は「あー、マレーシアに移住して良かったー!」と心から思います。

日本で報じられているマレーシアは穏やかなイメージが先行しているようですが、実はこんなにも奥深い国なのです。

日本のライフスタイルを引きずれること、月12万円程度の手取り収入で中上級の暮らしができること、英語が通じることから「海外移住ビギナーに向いている国」ともいえるでしょう。ここで書いたようなハプニングを受け入れられる人なら、マレーシア移住はおすすめですよ。

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アナウンサーを辞めて海外移住。酸いも甘いもありのまま、世界の暮らしをリアルにお伝えします。

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