屋根の上の個性派シーサーを探して。古き良き風情を残す「竹富島」
沖縄では一般的なシーサーが、竹富ではなぜか変顔?!
家の守り神であるシーサーは沖縄では一般的ですが、竹富島の家の屋根に鎮座しているシーサーたちは、どこかひょうきん。
聞くところによると、全員違う顔と体形をもっているんですって。なんでも竹富島にはシーサー職人がいなかったので、瓦職人が片手間に造っていたそうです。
そのため本職でなかった瓦職人作のシーサーは、自由に制作され、製作者それぞれの個性が出てしまったんです。
キリッとしたシーサーのイメージはここにはなく、どこか愛嬌のある表情が多く、ついついじっくりと見てしまいます。気になるシーサーを探してみるのも楽しいかもしれませんね。
だいたいは正面を向いて「がぉ~」な姿ですが、横を向いて「わぁ~」といった感じの姿や、「尻上がりの幸運」を願ってお尻をツンと高く上げているシーサーも多くいます。
でもやっぱり目が行くのはその個性的な姿。とにかく愛嬌があるので愛おしくなって一匹お持ち帰りしたくなったほどです。
塀の上のシーサー君はムチムチ。もはやオブジェとなっているものも多く、酒瓶を抱えたシーサーもいました。
ほかの島とは全然違う趣をもち、シーサーが楽しい竹富島は、印象深いものとなるのではなでしょうか。石垣島の海もきれいだけれど、竹富島の海岸線に広がる海の美しさは、驚くほど。
目と鼻の先の石垣港に戻ると「現代に戻った!」と思うほど、ノスタルジックな気分が味わえる竹富島。訪れた際は、ぜひ個性的なシーサーを探してみてはいかがでしょうか。
- image by:Shutterstock.com
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