昭和美人に恋をする。白黒の世界を華やかに彩った美しき女優たち

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2020/04/01

爽やかさが人気の理由「香川京子」/茨城県出身

image by:朝日新聞社 / Public domain

1950年に『窓から飛び出せ』で映画デビューした香川京子さん(1931年-)。映画会社の黄金期に、数多くの巨匠たちの作品に出演。

なかでもひめゆり学徒隊の悲劇を描いた戦争映画『ひめゆりの塔』(1953年)に出演し大ヒットを記録。これが女優としての転機となったそうです。

image by:Directed by en:Yasujiro Ozu, produced by en:Shochiku / Public domain

成瀬巳喜男監督や黒澤明監督の作品に多く出演し、爽やかなイメージの女優として人気を得ました。

初代・ミスヒロシマから大女優へ「角梨枝子」/広島県出身

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1948年に初代・ミスヒロシマに選定された角梨枝子さん(1928-2005年)。東宝からスカウトされたことがきっかけで映画界入りを果たします。

豊田四郎監督の『エデンの海』の主役に抜擢されたものの、東宝争議により製作中止されました。その後、1949年に『妻と女記者』でデビューし、エキゾチックな美貌と抜群のプロポーションで注目を集めます。

そのほかにも三島由紀夫氏原作の『夏子の冒険』(1953年)や林芙美子氏原作の『放浪記』(1954年)など数多くの名作に出演しました。

甘いマスクで多くの人を魅了した「桂木洋子」/東京都出身

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1948年に黒澤明脚本・木下惠介監督の『肖像』でデビューを果たした女優の桂木洋子さん(1930-2007年)。1948年には同監督の『破戒』に出演し、松竹に入社。

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その後、さまざまな作品に出演し、甘い美貌で多くの観客を魅了。1953年には作曲家の黛敏郎さんと結婚し、日活の『丘は花ざかり』(1963年)を最後に女優を引退しました。


超難関オーディションを勝ち抜いた「野添ひとみ」/東京都出身

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松竹歌劇団(SKD)の新人募集に超難関を潜り抜け合格した、女優の野添ひとみさん(1937-1995年)。1952年に松竹映画の『うず潮』で佐田啓二さんの相手役として銀幕デビューを果たします。その後も数々の松竹作品に出演しますが、大映へ移籍。


内田吐夢監督の『たそがれ酒場』(1955年)や日仏合作の恋愛映画『忘れえぬ慕情』(1956年)などへ出演しました。1960年に共演の多かった川口浩と結婚。

日本初のボンドガール「若林映子」/東京都出身

image by:Luigi Filippo D’Amico / Alfio Contini / Public domain

くっきりとした目鼻立ちにエキゾチックな美貌で海外でも人気を集めていた女優、若林映子さん(1939年-)。東宝映画を中心に活躍し、アジアンビューティーとして、海外で人気を獲得。

1959年にはロモロ・マルチェリーニ監督のイタリア映画『レ・オリエンターリ』に出演。同監督の推薦で日伊合作映画『アキコ』(1961年)にアキコ役で出演を果たします。

さらに1967年には、007シリーズ5作目『007は二度死ぬ』にて、女優の浜美枝とともに日本で初めてのボンドガールに抜擢されました。

今回は、昭和の映画界で活躍した女優さんたちをご紹介しました。懐かしの映画スターたちは、いまの時代でも色褪せず、美しいかたばかり。美貌はもちろん作品では迫真の演技を楽しめます。ぜひみなさんも出演作品をチェックしてみてくださいね。

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大学時代にドイツへ1年間留学。卒業後は旅行・グルメ・恋愛系のライターとして活動中。大好きなハンバーガーとビールのために、休日はボルダリングとヨガで汗を流す。

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