昭和美人に恋をする。白黒の世界を華やかに彩った美しき女優たち

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2020/04/01

フランスの風が漂う国際派女優「岸恵子」/神奈川県出身

image by:J.D. Noske / Anefo; / CC0

現在も女優活動を続ける岸恵子さん(1932年-)。1951年にデビュー作の『我が家は楽し』がヒットし、女優の道へ。

そして1953年から1954年にかけて映画『君の名は』の3部作が大ヒット。主人公の真知子がストールを首から頭の周りに巻いている「真知子巻き」が人気を集め、ファッションとして真似る女性が多くでるなど社会現象になりました。

その後、フランス人の映画監督のイヴ・シャンピと結婚を機に、フランスへ移住。2000年に日本へ戻り、2013年に恋愛小説『わりなき恋』を発表するなど、作家としても精力的に活動をしています。

タブーを破った接吻シーンが話題に「久我美子」/東京都出身

image by:朝日新聞社 / Public domain

1947年に『四つの恋の物語』で映画デビューを果たした久我美子さん(1931年-)。1950年に出演した『また逢う日まで』では、共演者の岡田英次さんとのキスシーンが話題になりました。

image by:Directed by en:Tadashi Imai, distributed by en:Toho / Public domain

当時はこういったキスシーンはタブーとされていたそうで、作中のガラス越しのキスシーンは、日本映画史において最高の名シーンのひとつと呼ばれているのだとか。

ちなみに「久我家」は、由緒正しきお家柄で久我美子さんはかなりのお嬢様。村上天皇とつながっている華族の家柄だそうです。家柄も良く、美人の上、演技力もあったので、数々の名物監督に起用されたそうです。

清く正しく美しく。東宝の看板女優「司葉子」/鳥取県出身

image by:Unknown author / Public domain

鳥取県出身の司葉子さん(1934年-)は、雑誌モデルのカバーに起用されたことがきっかけで、東宝にスカウトされました。

君死に給うことなかれ』(1954年)で映画デビューを果たします。その後、有吉佐和子氏の原作『紀ノ川』(1966年)に主演し、数多くの賞に輝きました。主な作品には、黒澤明監督の『用心棒』(1961年)や成瀬巳喜男監督の『乱れ雲』(1967年)などがあります。


シャンソン歌手としても活躍した「島崎雪子」/東京都出身

image by:Unknown author / Public domain

女優としてだけでなく、シャンソン歌手としても活躍した島崎雪子さん(1931-2014年)。1951年に東宝へ入社し、映画『めし』(1951年)『七人の侍』(1954年)など、数多くの東映や日活の作品に出演。


1959年からはシャンソン歌手の活動を始め、同年には「第10回NHK紅白歌合戦」に歌手として初出場を果たしました。

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