燃えるような秋景色。美しい紅葉を楽しめる絶景の大阪「箕面公園」へ
国内外で人気が高く、多くの人が訪れている大阪府。日本を代表する大都市のひとつで、ショッピングやグルメ、遊園地など観光ポイントがいっぱいありますよね。でも大阪らしい文化があふれる街並みだけでなく、実は魅力的な雄大な自然も楽しめることをご存じでしたか。
今回は大阪の中心部からもほど近い紅葉の名所であり、国定公園としても名高い「明治の森 箕面(みのお)国定公園」について、2020年の見ごろや開催イベント、アクセス方法とご一緒に紹介します。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
雄大な渓谷と、燃えるような11種のモミジたちが作り出す絶景
大阪府箕面市に位置する箕面山に沿って広がる、「明治の森箕面国定公園」。山林も合わせ、標高約100~600mの低山岳地帯が国定公園として指定されています。
大阪府の誇る自然豊かな国定公園では、昆虫だけで約3,000種、植物は約980種の生息が確認されています。
幅は5m、落差は33mにもなる「箕面の滝」を起点とした渓谷への光景は、思わず時を忘れて見入ってしまうほどの壮大さ。箕面の滝は「日本の滝百選」や「日本百景」にも選定されていて、滝の名所としても人気を集めています。
春の桜、夏の緑、冬にはなんと樹氷も見ることができるという大自然の箕面国定公園ですが、春夏秋冬のなかでも最も美しいと評判を呼んでいるのが秋の紅葉。イロハモミジやヤマモミジなど、数々のモミジたちが大阪の秋を彩ります。
「箕面公園」の見どころは?
まさに絶景といえる紅葉ですが、ここで見逃せないのは箕面市の特産品である「モミジの天ぷら」を味わえること。1300年前から作られていたといわれるこの天ぷらは、1年間塩漬けされた葉を使用し、じっくりと低温で揚げられた逸品です。
きつね色に仕上げるために使用されているのは、紅葉の時期を迎えても葉が黄色のままという「一行寺楓」。真っ赤なモミジでは仕上がりが黒くなってしまうため、この品種が使用されているそう。
自然の創り出した芸術ともいえるモミジの見事なかたちが生かされ、甘みがあってふっくらとした衣の天ぷらは、箕面国定公園を訪れたら必ず食べたい一品。紅葉狩りを楽しみながら、古からの味わいを堪能してみてはいかがでしょうか。