有名な文学作品のルーツがここに。名作の舞台となった「世界遺産」7選
世の中には、数多くの名作と呼ばれる文学作品があります。これらの作品のなかには、街からインスピレーションを受けたものや、その土地自体が物語の舞台となっていることも少なくありません。
日本の文学作品だと、夏目漱石の『坊ちゃん』は愛媛県の松山、尾崎紅葉の『金色夜叉』は静岡県の熱海などが舞台とされていますよね。しかし実は、世界には有名作品の舞台となった世界遺産がたくさん。
そこで今回は、世界的に有名な作品に大きな影響を与えたとされている「世界遺産スポット」をご紹介していきます。
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プラハ歴史地区/チェコ
フランツ・カフカの『変身』『審判』など
チェコの首都「プラハ歴史地区」は、プラハ城やカレル橋、ストラホフ修道院などを含む世界遺産です。
このプラハで生まれ育ったのが、フランツ・カフカ。ある日、目覚めると巨大な虫になっていたという『変身』や、不条理な裁判にかけられる男を描いた『審判』などの作品でおなじみの作家ですね。
作品の多くはドイツ語で書かれているため、あまりチェコのイメージはないかもしれませんが、カフカはプラハで最も有名な作家といっても過言ではありません。
地元を愛していた彼は生まれも育ちも就職も、そして晩年もプラハで過ごしました。現地には「フランツ・カフカ博物館」が設立され、本人が書いた手紙や日記などが展示されています。
ヴェローナの市街/イタリア
ウィリアム・シェークスピアの『ロミオとジュリエット』
世界的に有名なイギリスのウィリアム・シェークスピアよって、1595年前後に書かれたといわれる戯曲『ロミオとジュリエット』。その舞台になったのが、イタリアの世界遺産に登録されている「ヴェローナ市街」です。
『ロミオとジュリエット』にはもとになる伝承や古典物語があり、シェークスピアはそれと13世紀後半にこの街で起きた貴族間の抗争を融合させ、作品を完成させました。
セゴビアの旧市街と水道橋/スペイン
ディズニー映画の『白雪姫』
「セゴビアの旧市街と水道橋」はスペインのセゴビアという街にある世界遺産です。この世界遺産の見どころは「アルカサル」と呼ばれる城。
この城は、ディズニーの映画『白雪姫』に登場するお城のモデルであることで有名です。また、スペイン一の美しい城ともいわれています。