プロに聞いた、自宅でお店レベルのフワ美味「かき氷」をつくる方法
豆腐の容器に「ミネラルウォーター」を入れて氷を作る
先ほどはブロック氷とキューブ氷の違いについて紹介しました。では、自宅でその肝心の「ブロック氷」を作る場合は、どういった点に注意すればいいのでしょうか。
まず氷を作る容器ですが、大きな氷(ブロック氷)を作るには、一般的な製氷容器は使えないため、何か容器を用意しなければいけません。この点を藤田道具さんに聞いてみると、
「当店でも氷を実際に作ってみました。100均などで販売しているプラスチック容器は、弱く何回か氷を作ると破損してしまいす。できれば、アルミ製、ステンレス製の容器が長くご使用できます」
との助言がありました。アルミ製、ステンレス製の大きな容器に水を入れ、凍らせればいいという話ですね。実際にやってみた話でいえば、筆者が試して便利だと思った容器は、「豆腐の容器」です。
サイズ的にいくつもバリエーションがある上に、ブロック氷が簡単につくれて、氷の取り出しもするっと簡単です。衛生面に気をつければ何度か使える上に、容器を用意するコストも安いです。
補足として、純水や天然水を豆腐の容器に入れて凍らせる際には、冷凍庫内の引き出しの底に割りばしを2本置き、その上に容器を乗せると、なめらかなブロック氷ができあがります。
ただ、豆腐の容器に入れる水については、水道水はNG。
藤田道具さんによれば、水道水は不純物が多く含まれているため、水道水の氷でかき氷をつくると、じゃりじゃりとした食感になってしまうのだとか。
最適な水は純水か天然水。純水とは何も入っていない(純度の高い)水で、天然水はいわゆるミネラルウォーターです。
純水はまろやかな味わいに仕上がり、天然水はさっぱりした仕上がりになるそう。好みを踏まえて、上手に水を使い分けたいですね。
ちなみに純水をつくりたい場合は、純水をつくれる家庭用の浄水器を自宅に設置できると、簡単に用意が可能です。