日本各地に点在し、場所ごとに特色あふれる魅力が詰まっている「道の駅」は、長距離バスや車での旅行では特に楽しみなスポットです。

全国にある道の駅は1,100カ所を超えるともいわれ、食事や休憩から地域の特産品などのショッピングまでも叶う場所。なかには道の駅を楽しみに旅行しているというかたも多いのではないでしょうか。

今回は、世界最大の旅行プラットフォームであるトリップアドバイザーが、口コミをもとに「道の駅ランキング」を発表。

新型コロナウイルスの流行を経て、3密を避けたドライブやアウトドアなどに人気が集中している現状にもぴったりとハマる道の駅。一体どこが日本一に輝いたのでしょうか。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

各地の特色が濃厚に！絶賛を集める日本屈指の道の駅たち

第10位 道の駅 流氷街道網走／北海道網走市

強烈に寒い印象が強い北海道・網走の道の駅「流氷街道網走」。施設の正式名称は「みなと観光交流センター」で、北海道の大自然を代表する地域ということもあり、オホーツク海や知床半島を眼前に眺められる立地が魅力です。

冬期は流氷観光砕氷船「おーろら」の発着場にもなるこの場所は、数々の映画ロケ地としても著名。

吉永小百合さん主演映画『北の桜守』から撮影で実際に使用された食堂のセットや、高倉健さん主演映画『網走番外地』関連の展示など、ファンにはたまらないレアな品々も見ることができます。

網走バーガーや網走ザンギ丼、流氷カリーなどここでしか食べられないグルメも豊富。口コミでは「テラスからはオホーツク海を一望できます」と、その光景にも人気が集まっています。

第9位 道の駅 舟屋の里 伊根／京都府伊根町

1階が海に面した舟置き場、2階が住居となっている伝統的な家屋「舟屋」が約230軒も連なり、「伝統的建造物群保存地区」にも指定されている「伊根の舟屋」地域。この貴重な光景を一望できる丘陵地にある道の駅が「舟屋の里 伊根」です。

江戸時代から脈々と受け継がれてきた建築群は圧巻で、年間30万人にものぼる観光客が訪れる名所。ところが、道の駅としては静かで控えめというのが特徴で、逆に心に染みる雰囲気を醸し出しているそう。

口コミでも「静かな入り江の町に相応しい静かな道の駅です。あまり開発してほしくないなと思いました。いつまでも静かなままで」「天気は悪かったけどこの景色で救われました」と、舟屋の素晴らしさを邪魔しない存在感に賞賛が集まっています。

第8位 道の駅 あわじ／兵庫県淡路市

「世界一の吊り橋」と名高い明石海峡大橋の真下にあり、大橋を下から見上げるという迫力満点の光景とともに楽しめる「道の駅 あわじ」。淡路島初の道の駅で、海ならではの美食グルメが充実しています。

淡路島の生しらすをふんだんに使用した「生しらす丼」や、新鮮な魚介がたっぷり乗った海鮮丼、淡路牛のハンバーガーやすき焼きなど、ここでしか食べることのできない名物がズラリとそろい、お昼時には長蛇の列になるとのこと。

口コミでは「神戸のお土産と淡路島のお土産の両方を買うことができて助かりました」と、立地ならではの特典に喜びの声が。「休日は駐車場が混んでおり多少の待ち時間は覚悟が必要」という情報もあり、人気ぶりを物語っています。

絶賛の声が集まる北海道の「道の駅」