新型コロナ流行の前と後。旅行業界にどんな影響を与えたのか?

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2020/11/12

新型コロナウイルスの流行により、世界的に大打撃を受けた旅行業界。2020年11月11日には日経平均株価が29年ぶりに2万5,000円台を回復し、旅行業界を含めた国内の経済回復に期待されていますが、まだまだ完全復活とはいえません。

そして2020年といえば緊急事態宣言や外出自粛要請により、海外はもちろんのこと、国内旅行で都道府県の境をまたぐことも躊躇される事態となりました。では現在、旅行の現状はどうなっているのでしょうか。

国内外の航空券・ホテル・レンタカーの比較検索サービスであるスカイスキャナーが、「ウィズコロナ」時代の旅行トレンドを分析。いまの旅行業界のトレンドや旅行者の意思決定変化、新しい旅の形などについて、レポートを覗いてみましょう。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

「片道航空券」の検索が一気に急増

image by:PR TIMES

2020年3月に起こった、これまでと違う現象が「片道航空券の検索」が一気に拡大したこと。新型コロナウイルスの流行が本格的となり、世界的に「パンデミック」の状態に陥ったことから、海外の滞在者が帰国しようとしたためです。

この傾向は8月まで続いていたといい、まだ新型コロナウイルスによる緊急事態宣言や外出自粛には至っていない国でも、いつ出入国制限などが起こるかわからないといった心配もあったと考えられます。

新型コロナウイルスが終息・収束するまでは移動することをやめ、拠点を一カ所に定めた人が続出していると見られるこの現象。国別でみると、オーストラリア、イタリア、韓国で特に増加しているとのこと。

世界各国で「国内航空券」の需要が増加

image by:PR TIMES

新型コロナウイルスを機に、世界的に旅行制限が行われたことから国内線の航空券購入も増えています。日本でも特に増加し、7月は過去平均と比較して37ポイントも伸びる結果に。

国により状況が違うこともあり、しばらくは海外旅行が夢のまた夢のようにも思える現状。国内旅行の良さが見直されているともいえ、「Go Toキャンペーン」とともに一層の伸びが見られそうです。

一方、国際線は世界的に減少し、8月に入って少しずつ回復の兆しが見られるとのこと。


特に、オーストラリアとイギリスが中心となっている国際線の増加ですが、逆にブラジルではこの3カ月で国際線が減り、国内線が増加するという逆現象が発生。流行の時期に違いがあることが読み取れます。

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