理解ができない…外国人が不思議に思うニッポンの5つの謎
なぜ大みそかに格闘技をやるの?/マレーシア出身
マレーシア人の同業者で、20代という若くして同国のデジタルメディアで高いポストを与えられている友だちがいます。
その彼に、「日本の年末年始で変だなと思うところは何?」と聞いてみました。
彼は日本に暮らしているわけでもなく、日本に住んだ経験もないのですが、取材で何度も日本に訪れている「日本通」なので、取材対象者に入れてみました。
真っ先に出てきた意見は、毎年年末に盛り上がる格闘技イベントについて。
2020(令和2)年の代表例でいえば、12月31日に『RIZIN.26』が開催される予定です。総合格闘家の朝倉海選手と堀口恭二選手とのメインイベントが、格闘技ファンなど多くの国民の関心を集めています。
日本の年末=格闘技という伝統は、2000(平成12)年に元プロレスラーのアントニオ猪木さんが仕掛けた興行が始まりです。
その後『PRIDE』や『K-1 Dynamate!!』など、数々の年末興行が行われ、筆者もこれまで何度か格闘技を見て大みそかを過ごした年があります。
こうした大みそかに格闘技を見る国民の習慣に、マレーシア人の友人はびっくりしているみたいですね。
マレーシアといえば、『ONE Championship』という総合格闘技があります。その規模は日本の格闘技界を大きく上回るほどで、アジアを中心に大変な広がりを見せています。
その総合格闘技の団体であっても、大みそかにビッグマッチを持ってくるような興行の組み方は、しないみたいです。だからこそ年末に格闘技が放送されることに対して、不思議に思うのかもしれませんね。
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