初体験は最悪だった…外国人に聞いた「大人になった日」の思い出

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2021/01/06

女の子にバラと香水をプレゼント/韓国出身

image by:mihyang ahn / Shutterstock.com

韓国の民法で定められている成人年齢は19歳です。2011年までは20歳が成人とされていましたが、法改正後に現在の年齢に変更となりました。

「韓国では成人を迎える女の子に『バラ』と『香水』をプレゼントする慣習があります。バラには”真剣な愛を育める年齢になった”という意味があり、香水には”美しく品格のある香りを漂わせる素敵な大人になるように”との意味が込められています」(韓国出身)

また毎年5月の第3日曜日に、「ソンニョネ ナル」という成年の日(成人の日)があります。

ただし、日本のように祝日にはならず、各地で式典が開催されることもありません。過ごし方も全く異なり、恋人や親しい友人、家族と過ごすことが一般的です。

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さらに、彼氏から成人になる彼女を祝う場合にはバラと香水とともに「キス」をしたり、なかには「ペアリング」を贈って愛を伝えるカップルもいるのだそう。

ちなみにインタビューに答えてくれた韓国出身の男性は、成人祝いに彼女から「時計」をもらったのだとか。韓国の成年の日はとてもロマンティックですね。

「七夕」に16歳の成人式を開催/台湾出身

開隆宮 image by:Outlookxp, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons

台湾では日本と同じ20歳が成人年齢と法律で定められています。ただし、2020年12月25日に成人年齢を18歳に引き下げる一部改正案が国会で可決されました。そのため台湾での成人年齢は2023年の1月1日から18歳に変更されます。

そんな台湾では、地域によって成人儀礼を行うこともあるのだとか。

「国全体ではないですが、台湾の一部の地域には成人儀礼がある地域もあります。有名なのは南の町『台南』の寺廟にある成人式。


旧暦の7月7日に、16歳になった男女が首にかけたお守りを外して『七娘媽』の神輿の下をくぐると、大人になれるといわれています」(台湾出身)

image by:Wikipedia/Creative Commons

七娘媽(しちじょうぼ)」とは、七夕伝説のなかに出てくる「織女(しょくじょ)」のこと。日本の七夕物語における「織姫」であり、子どもの守護神と呼ばれています。

台南では、子どもが16歳になるまで毎年七夕の時期に「七娘媽」を祀るのが習わしです。

16歳を迎えた七夕に「大人になるまで無事に守ってくれてありがとう」の感謝の意を込めて、成人式である「做十六歳」をおこなうのだそう。清の時代に16歳で成人と定められていたことから、いまも続く風習なのだそうですよ。

成人式は学校で祝うもの/中国出身

image by:Awana JF / Shutterstock.com

結婚できる年齢は男性が22歳、女性が20歳と婚姻法により定められている中国ですが、成人年齢は男女共に18歳です。そのためほとんどの人が日本の高校3年生にあたる受験シーズンに成人となります。

中国では成人式は学校ごとに行うのが一般的です。学校行事のひとつであるため、華美な衣装は御法度で、真面目な式典として参加しなくてはなりません。

「わたしは18歳のときにすでに日本に来てたから参加できなかったけど、同級生たちは学校で式典に参加したみたい。式は堅苦しいけど、そのあと学生だけでパーティーをしたみたいです」(中国出身)

このようにどの国もさまざまな祝い方があることが分かりましたね。続いては、大人になった日の思い出エピソードを聞いていきましょう。

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