初体験は最悪だった…外国人に聞いた「大人になった日」の思い出
スゴすぎる…外国人が驚いた日本の成人式
さまざまな国の外国人に大人になった日の思い出などについて伺ってきましたが、日本のように全国各地で一斉に「成人式」が行われるのはかなり珍しいことが分かりました。
なかには一部の地域限定や、学校の行事として成人の儀式が行われる国もあるみたいですが、外国人からすると日本独特の「成人式」はとてもおろどくイベントのひとつなのだとか。
国全体で「成人式」を祝うのがすごい/アメリカ出身
「日本の成人式は、アメリカのように個人の小さなパーティではなく、たくさんのコミュニティが集まって国全体で祝うのが特徴的だよね。
アメリカは日本と違って多民族国家だから、儀式を統一したり祝日を合わせるのは難しい。日本ならではの素晴らしい文化だと思うよ」(アメリカ出身)
「国の祝日だし、小学校、中学校、高校時代の友だちと式典を通して再会できるのがいいよね」(アメリカ出身)
「国全体で成人のお祝いを一斉に行うことに驚いた。国家行事として、多くの若者たちが気を引き締めて大人の階段を登れるなら素晴らしいことだよね」(アメリカ出身)
とにかくお金がかかってそう!/ニュージーランド出身
「みんな高価な着物やスーツでドレスアップして、とにかくお金がかかってそうなイメージだけど実際どうなの?」(ニュージーランド出身)
「韓国では周りの人たちからプレゼントを渡す程度なので、日本の成人式のように派手な行事をしません。それでも楽しい思い出のひとつになりますよ」(韓国出身)
男性なら仕事用のスーツや手持ちのフォーマルで参加すればお金をかけずに済みますが、女性の場合は振袖だけでなく、前撮りやアルバム、当日の着付け・ヘアメイクなど、とにかく出費がかさみます。
購入とレンタルでも予算は大きく変わりますが、衣装だけでも30万円前後、こだわるかたは100万円近い振袖で参加する人もいるようです。
素敵な文化があってうらやましい/タイ出身、中国出身
「参加する本人もそうだけど、成人式に参加する子どもの親たちが『よくここまで成長したな』と喜んでいる姿に感動。素敵な文化なので、コロナが落ち着いたころにまた再開できるといいですよね」(タイ出身)
「民族衣装を着て友だちと記念写真を撮って…まさに青春。年を取ってから写真を見返すのも面白そう。成人式がない国からするとうらやましくなる」(中国出身)
「みんなで着飾ってお化粧して集まるなんてそれだけでも楽しそう。わたしは成人する歳にすでに日本にいたけど、周りに知り合いがいなかったから参加しなかった。だから尚更いいなあって思っちゃうのかもしれないです」(中国出身)
2021年は新型コロナウイルスの影響で、成人式の開催を中止する自治体も少なくありません。一緒に一度の行事ですから、参加できないことはとても残念です。しかしながら、成人式が開催されなくても一生に一度の大切な思い出は作れるはず。
「写真で残す成人式」や「ファッションショー」といった写真で残す思い出はもちろんのこと、韓国のように恋人同志でプレゼントを送りあったり、アメリカのように友人と一緒に手作りケーキを食べたり、そのときにしかできない経験はきっとこれからも楽しい思い出として残っていきます。
今回ご紹介した外国人の思い出エピソードを参考に、素敵な「大人になった日」を過ごしてみてはいかがでしょうか。
- 参考:PR TIMES,法務省「諸外国における成年年齢等の調査結果」(PDF),フォーカス台湾「台湾、民法の成人年齢を18歳に引き下げへ 23年元日から施行」
- image by:Unsplash
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