お家で簡単!ダイソーのメスティンで作る、バター香る「キャンプ飯」
新型コロナウイルスの影響でお出かけがままならない状況が続くなか、Amazonプライム・ビデオで観た『ゆるキャン△』に影響を受け、アウトドア熱が猛烈に高まってしまった2021年1月。緊急事態宣言が発令中の都内に住む筆者は、アウトドア体験がしたくて、キャンプに行きたくてたまりませんでした。
もちろん行きたくても不要不急の外出とはいえず、なかなか行動に移せません。でも逆をいうと、いまだからこそキャンプの予習・練習ができるのでは…と思ったのです。
そこで早速、アウトドア初心者でも始められる「キャンプ飯」に手を出すことにしました。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
キャンプアイテムを「100円ショップ」で調達
ちょうど先日、スーパーへの買い出しのついでに近くの100円ショップに立ち寄ったところ、こんないいものを発見。
ダイソーになんと「メスティン」が売っていたのです。このメスティンとは、キャンプ好きたちに愛されているアルミ製の定番調理器具のこと。お値段は100円…ではありませんでしたが、それでもお得な550円(税込)でゲットしました。メスティンがあれば、これひとつでご飯を炊いたり、パスタを作れたり、お肉を焼いたりすることができるのだとか。
通常、メスティンは使う前は、アルミなどに付いている不要な突起(ギザギザ)を研磨する作業である「バリ取り」を行います。メスティンの本体と蓋のフチの部分はとても鋭利で、そのまま触ってしまうと怪我をする恐れがあるため、紙やすりでフチを削って滑らかにする必要があるのです。
しかし、今回購入したダイソーのメスティンはそのバリ取りが不要。少し触ってみてもザラつきを感じなかったのと、説明書にもそれらのことは書かれていなかったので、このまま使えそうです。
アウトドア初心者の筆者にとっては、初めての本格的なキャンプ用品です。
正確にいうと、ライターさんと一緒にキャンピングカーを利用したキャンプ経験が一度だけありますが、料理に関してはバーベキューしかしたことがありません。切って、焼いて、タレをつけて食べるだけという、シンプルなバーベキューです。
バーベキューもいいけれど、せっかくなら簡単に作れて、しかも美味しい「キャンプ飯」を一度は食べてみたいもの。そこで今回用意したのは、こちらの具材と器具です。
コーンの缶詰「いなば 食塩無添加 コーン 200g」と洗ったメスティン、そしてカセットコンロ。アウトドア用の「シングルバーナー」などを持っていないため、今回はお家によくあるカセットコンロでキャンプ飯を作っていきます。
なぜコーンの缶詰かというと、いつかどこかで食べた「とうもろこしご飯」が無性に食べたくなったのと、メスティンだと一人分もすぐ作れて、多少失敗しても「ま、食べ切れる量だし」と罪悪感が少ないと思ったからでした。
メスティンで作る超簡単「とうもろこしご飯」
作り方は簡単。まずはメスティンのなかにお米を1合、お水を180ccほど入れて、15〜30分ほどそのまま吸水させます。無洗米の場合は200ccくらいの多めのお水がベストだそう。
吸水させたあと、コーンの缶詰を半分入れます。そのときに塩と味の素を好きなだけ振りかけて、蓋をして火にかけていきましょう。ここで注意しておきたいポイントが、ガスコンロとメスティンのサイズをあらかじめ確認しておく、ということ。
筆者の場合、ガスコンロの五徳(脚の部分)とメスティンの大きさが合わなかったため、うまく直接火にかけることができませんでした。そのため焼肉用の網をひいてから着火することに。
ご飯の炊き方は、メスティンに付属していた説明書を見ながら進めていきます。最初は強火からスタート。
湯気がたって、吹きこぼれが始まったら弱火にして10分ほど。
次に「チリチリという音がしてきたら火を消して…」とあったのですが、なぜか音がしないままコゲの臭いがしてきたので、10分たったあたりで火を止めました。
火を消したあとは、火傷をしないように軍手など付けて、蓋をおさえながらひっくり返します。そのまま布などでメスティンを包み、15分ほど蒸らしたら完成。
バターをのせて、パセリをふりかけたら、ちょっといい感じになりました。いやこれ、結構いいのでは?
実食!初めてのワリにはうまく炊けたと思います。というかこのコーン、温めるとプリプリ度と甘さが増してスプーンが止まらない…!
反省点は、味の薄さ。改善するなら、炊くときに一緒にバターを2カケくらい入れたり、ニンニクのすりおろしを入れてもいいかも。お米の量は1合で十分満足できますが、シンプルな味付けゆえにおかずがほしくなるので、何かと一緒に食べるくらいがいいかもしれません。
かかった費用については、お米は自宅にあるもの、缶詰はコンビニで購入したので(ざっくりとですが)1食あたり200円くらいです。缶詰に関しては、もしかしたらスーパーやドラッグストアで購入するほうが安いかもしれません。
編集部Kの個人評価
- 味……★★★☆☆
- ボリューム……★★★★☆
- 満足度……★★☆☆☆
- 価格……★★★☆☆
リモートワーク中で、毎日のお昼ご飯が少しマンネリ化してきたなぁと思ったときでも、カセットコンロとメスティンがあれば、あとは食材をざっくばらんにぶち込むだけで簡単キャンプ飯が作れちゃいます。
なによりいいのが、いつも作っている料理よりもキャンプ飯だと心が寛大になれるので、少しばかり失敗しても大丈夫。火傷などに注意しながら、皆さんもお家で楽しんでみてはいかがでしょうか。
- image by:編集部
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