雄大な北海道の絶景を求めて。自然あふれる美しき「道東」スポット3選
まるで絵画のような「メルヘンの丘」
緑と空以外には何もない、そんな風景を見たことはありますか?都会の暮らしではなかなか目にすることの難しい、自然のあるがままの絶景が見られるのが、北海道網走郡大空町にある「メルヘンの丘」です。
いつその名が付けられたのかも分からない、地元の人々にとっては昔からある何の変哲もない風景ですが初めて見る人にとっては大きく心を揺さぶられるほど美しい景色です。
映画に登場して有名スポットに!
丘の上に立つ7本のカラマツの木が印象的なメルヘンの丘。その存在が知られるようになったのは、黒澤明監督の映画『夢』に登場してからのことです。
同作が公開されたのはいまから30年以上前の1990年ですが、それから現在に至るまでずっと変わらず絶景を保ち続けています。
国道39号線沿いには同スポットを眺めるためのビューポイントが点在。ただし、多くのかたが訪れる人気スポットですので、車でいっぱいのときには、密を避けて移動することを心がけましょう。
お昼と夕方、2度訪れたい!
メルヘンの丘はできることなら昼と夕方、2度訪れるのがおすすめ。訪れた日が晴天であればなおさら、時間の経過とともに見逃せない景色が現れます。
ひとつめはお昼どき、青い空の下で見るメルヘンの丘の風景。手前の畑の緑が目に眩しく、その先に見えるカラマツと青空がまるで絵画のような美しさです。日本の風景とは思えないスケールの大きな景色ですね。
もうひとつの絶景が夕暮れどきに現れるメルヘンの丘です。真っ赤な空と、太陽を背にしたカラマツのシルエットがとても幻想的。どちらもメルヘンの丘を代表する景色なので、時間が許すなら2度訪れるといいかもしれませんね。
- メルヘンの丘
- 北海道網走郡大空町女満別昭和
空へ繋がる「天に続く道」
果てしなく長く続くまっすぐな道。あまりにも長く続くためまるで空へと繋がるような絶景に出会えるのが「天に続く道」と呼ばれる場所です。
全長およそ28kmの天へ続く道があるのは、知床半島の付け根部分に位置する斜里町。一歩先には知床の大自然が広がる、そんな場所にあります。
こちらもメルヘンの丘と同じく、地元の人にとっては何の変哲もない普通の道でした。しかし本州では見られないどこまでもまっすぐ続く道が雑誌などに取り上げられるようになり、いまでは観光名所となっています。
おすすめのベストシーズンは9月から10月!
雪深い斜里町、冬の早朝など除雪が行われていない間は通行止めになるので注意しましょう。それ以外の時期はいつ訪れても北海道らしい景色が見られますが、ベストシーズンは9月下旬から10月にかけての間です。
この季節になると、太陽が道の真ん中から沈むようすが見られます。タイミングによってはまるで太陽へと続く道のようにも見える不思議な道は絶景中の絶景。オレンジに染まる空とまっすぐな道は北海道を訪れる十分な理由となる風景です。
- 天に続く道
- 北海道斜里郡斜里町朱円東
- ※除雪が行われていない場合は通行止めになります。
今回は北海道の「道東」に注目し、ぜひ訪れたい絶景のおすすめスポットをご紹介しました。道東の旅はなんといっても自然がメイン。北海道だからこそ見られる、唯一無二の風景が広がっています。
雄大な北海道の自然は癒しの効果も抜群。新型コロナ収束後には、いつもとは少し違うスケールの大きな絶景を探しに、日本の自然の美しさに触れてみてはいかがでしょうか。
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