日本の「夜の性活」がスゴすぎる!外国人が驚いた情交ワードPart.2
「枕を交わす」
吉川:高校生のころに何かで読んだんですが、「枕を交(か)わす」っていう言葉がとても衝撃的だったことを覚えてます。叶うことなら「好きな人と枕を交わしたい…!」って思ってましたね。
赤池:どういうことですか?「YES・NO枕」みたいなことですか?
吉川:懐かしいですね。僕も赤池さんもリアルタイムで知らないんじゃないですか。
ホフ:なんですか、その枕?
吉川:僕も実物は見たことはないんですけど、片面ずつ「YES」と「NO」が書かれた枕があるんですよ。例えば、夜の営みをしてもいいときは「YES」の面にして寝る、逆にしたくないときは「NO」の面にして寝る枕です。
ホフ:あ〜なるほど。言葉に出さずに枕で意思表示をするってことですね。これはとても便利ですね。
赤池:昭和の時代に流行ったみたいですよ。
ホフ:断ってパートナーを傷つけたくないし、なんだか言いにくいって思ったときにとかに使えそう。その面にして寝るだけで、相手への意思表示できるのはいいかも。というか、前提として同意があった上での行為なんですけどね。
「濡れ事」
ホフ:日本語には「濡れ事」という言葉がありますよね。最初、この言葉がどういう意味かわかりませんでした。日本に慣れてきたころにやっと理解できましたね。
赤池:映画やドラマでも「濡れ場」とかいいますもんね。
ホフ:そうそう。でも最初は全然意味が分かりませんでした。
吉川:goo辞書によると「歌舞伎で、男女が愛情を交わす場面」と書かれていますね。どうやら遊女を買って遊ぶようすを扱った狂言のなかで使われてきたみたいです。
ホフ:へ〜!歌舞伎が由来だったのか。それは知りませんでした。
「艶事」
ホフ:あと「艶事」という言葉もあります。さきほどの「濡れ事」と同じく「事」の漢字が入っていますね。
赤池:情交ワードって「事」も多いですよね。ちなみに意味は「男女の情事に関した事柄」ですって。
ホフ:「艶」という漢字が入るだけで、なんだか情緒があります。
吉川:「ベッドの上」というより、「和室で畳に敷かれた布団」のような、日本ならではのしっとり感ですね。
「あだ事」
ホフ:「事」つながりでいうと、「あだ事」って、「恩を仇(あだ)で返す」と似た意味なんですかね。
赤池:正確には漢字で「徒事」と書くみたいです。「仇」ではなく「徒」ですね。weblio古語辞典によると「浮気な行為。浮ついたこと」っていう意味らしいです。
吉川:僕だったら、浮気されたら絶対許せないから「仇」っていう漢字を使ってても不思議じゃないかも。
「共寝」
ホフ:「共寝(ともね)」って「一緒に寝ること」を意味する言葉ですけど、昔は言葉自体に性的な意味が含まれているとはつゆ知らず。
赤池:たしかに、漢字だけみても性的な行為には思えないかも。
ホフ:実は昔、誤用したことがあって。意味をちゃんと調べずに、字だけで理解したつもりになって…奥さん(日本人)へのメールで使ったことがあるんです。
吉川:あら…相手が奥さんでよかったですね。
ホフ:本当にそう思います。新しい言葉を使うときは、ちゃんと意味を調べてからにしようと、つくづく思いました。