温泉の滝も!?大自然が残る世界遺産・知床の5つの「名瀑」めぐり

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2022/10/01

北海道の東、オホーツク海と根室海峡に挟まれた細長い半島が「知床半島」です。手つかずの自然が残る日本でも屈指の観光スポットであり、世界遺産にも指定されています。

知床を中心として、道東エリアには一度は訪れたい名所が目白押し。三大湖と呼ばれる「摩周湖」「屈斜路湖」「阿寒湖」めぐり。

そして周辺の温泉地滞在、雄大な釧路湿原ハイキング、あるいは少し足を延ばして網走の絶品海鮮グルメを堪能したりするのも素敵ですよね。

今回は、知床の大自然をトコトン味わうことができる、5つの「滝めぐり」をご紹介。日ごろの忙しい日常から少し離れて、マイナスイオンたっぷりの滝をめぐってみませんか。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

北海道「知床」までのアクセス

image by:石黒まり花

本州各地から知床の最寄りである女満別(めまんべつ)空港へは、日本航空(JAL)の利用が便利です。

羽田空港より1日3便程度で、直行便で所要は約2時間弱。知床観光は夏がオススメですが、東京の夏に比べて平均して7℃は低いため、服装には十分留意しましょう。

女満別空港から今回の滝めぐりの目的地である知床半島へは車で約1時間半です。空港を出てすぐに、これぞ北海道というどこまでも続く景色が広がります。

大空町「メルヘンの丘」image by:石黒まり花

女満別空港を出てすぐの、大空町「メルヘンの丘」の一コマ。夏はこのよう北海道ならではの景色となりますが、真っ白な雪化粧に染まる厳冬の景色もまた格別です。

「小清水原生花園」image by:石黒まり花

知床までの道中、休憩ポイントとしてオススメしたいのが、「小清水原生花園」。時期によっては色とりどりの花が咲き誇り、オホーツク海の青と花々の色のコントラストが見事です。


  • 小清水原生花園
  • 北海道斜里郡小清水町浜小清水217
  • 公式サイト

知床エリアは個性的な滝がいっぱい!

さぁ、それではいよいよ世界遺産・知床エリアに足を踏み入れていきます。知床ひとつとっても「知床五湖」やアイヌコタンでのアイヌ文化触れあい体験など、退屈とは無縁の観光スポットが点在しています。

天然の露天風呂も楽しめる「セセキの滝」

image by:石黒まり花

まずは国道335号線(道道知床公園羅臼線)沿い、根室海峡を挟んで道路のすぐそばに流れる、落差30mの名瀑が「セセキの滝」です。春先の雪解け時には、水量が多くなり道路にまで滝の水が流れ込むほどとか。

セセキとは「瀬石」と書き、現在は集落の名前を指しますが、もとはアイヌ語で「sesek-i(熱い/熱くなる・もの)」を意味します。温泉を表す言葉で、実際に近くには無料で利用できる天然の混浴露天風呂瀬石温泉」があります。

足湯も楽しめる「カムイワッカ湯の滝」

image by:石黒まり花

次に目指すのが「カムイワッカ湯の滝」です。利用期間は毎年6月初旬〜11月初旬ごろまで(予定)で、8月の夏休みの時期は混雑緩和のためマイカー規制が行われます。訪れる際は最新の情報を入手するように努めましょう。

駐車場から滝まで舗装されていない道を約10分ほど歩くと、温泉が川となって流れ落ちる、緩やかな滝に差し掛かります。まさに天然の足湯状態ですので、滝の音に耳を澄ませながら大自然のひと時をお楽しみください。

滑りやすい川を歩くため、必ず一の滝より上流へは登らないこと。そしてロープがかけられていても腐食している可能性等があるため絶対に使わないようにしましょう。

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