温泉の滝も!?大自然が残る世界遺産・知床の5つの「名瀑」めぐり

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2022/10/01

別名・乙女の涙と呼ばれる「フレペの滝」

image by:石黒まり花

今回ご紹介する知床五滝のなかでは一番トレッキング色が強いのが、この「フレペの滝」です。起点となる知床自然センターからは片道約2kmの遊歩道が繋がります。

遊歩道沿いには順路を示す看板が至るところに設置されていますので、迷うことはありませんよ。大きなアップダウンもなく、歩きやすい靴を用意しておけば問題ないでしょう。

運が良ければエゾシカの群れや、オジロワシの雄大な姿に出会うことができるかもしれません。断崖絶壁に流れるフレペの滝は、高さ100m以上の崖から流れ落ちる様が印象的な、知床を代表する滝のひとつです。

日本の滝100選のひとつ「オシンコシンの滝」

image by:石黒まり花

オシンコシンの滝」は、知床の観光ガイドブックなどでもたびたび登場しているため、「見たことがある」というかたも少なくないと思われます。高さ約50mから流れ落ちる水量は圧倒的で、知床五滝のなかでも最もインパクトが強いイメージ。

流水が途中から2つに分かれていることを形容して、「双美の滝」とも地元の人からは呼ばれています。滝の近くまでは階段で上がることができますので、ダイナミックな滝の水しぶきなども間近に体感することができますよ。

  • オシンコシンの滝
  • 北海道斜里郡斜里町ウトロ西
  • 公式サイト

斜里川上流の「さくらの滝」

image by:石黒まり花

最後は、知床エリアを少し離れて日本百名山「斜里岳」の山姿が美しい斜里川上流にある「さくらの滝」です。

高さは約3.7mほどのため、迫力という意味では若干インパクトに欠けますが、ネーミングの通り、春はサクラ、そして夏にはサクラマス(ヤマメ)が川を遡上する姿を見ることができます。

知床とはアイヌ語で「地の果て」の意味。文字通りこの地は、北海道の東端であることはもちろん、まるで日本ではない別の国の大秘境に来たのではないかという錯覚さえ覚えます。ぜひ一度、世界遺産「知床」を満喫してみてはいかがでしょうか。

  • image by:EarthScape ImageGraphy/Shutterstock.com
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元々インドア派だったはずが『恋する惑星』でウォン・カーウァイにハマり、初めての一人旅は上海へ。カメラ片手にどこへでも行くアクティブ旅女子になりました。現在は大学院に通いつつフリーライターとして、旅・アート・美容・ファッションをメインに活動しています。

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