京都だけじゃない。絶景の「床もみじ」を楽しめる群馬県の「宝徳寺」
圧巻の床もみじ!
本堂の「床もみじ」はいつ訪れても見られるものではなく、春と夏、秋にある特別公開の時期だけですので注意しましょう。
毎年4月、7月、10月、11月ごろに特別公開の時期が設けられていますので、ぜひこの時期に合わせて訪れましょう。事前予約は必要ありません。運良く特別公開の時期に訪れることができれば、そこに待っているのは圧巻の風景です。
4月、新緑ももちろん素敵なのですがやはり秋は特別。境内の100本以上の紅葉が赤く染まり、それが28畳の広さの本堂の床に映し出されます。
少しの曇りもないピカピカの床にはっきりと映し出される紅葉は美しさが際立ちます。日本の秋の美しさをこんなにも味わえる場所はなかなかありません。
明るく晴れた日にもっとも色がはっきりしますが、水面に映し出される逆さ紅葉とは異なるため風があっても雨が降っても床もみじが見られるのは嬉しいですね。
写真撮影のポイントはカメラをできるだけ下に構えること。床との境目、畳に置くと素敵な写真が撮影できますよ。
夜のライトアップも行われている!
幻想的な雰囲気のなか「床もみじをもっと楽しみたい!」というときにおすすめなのが夜のライトアップ。
こちらは日にち限定・予約者限定のさらに特別な絶景となっています。1回の拝観で限定30名となっているので静かに満喫できるのも嬉しいですね。
境内がライトアップされる、それだけで十分幻想的で特別な景色が見られるのですが、灯りをまとい浮かび上がる床もみじは少し怖さを感じるほどの美しさです。
これほどまでに美しい紅葉に出会うのは難しい…そう思わせてくれる特別な絶景を見に出かけましょう。
夏はふうりん祈願へ
夏の特別公開は風鈴の涼やかな音色が響くなかで行われます。毎年7月、宝徳寺では「ふうりん祈願(ふうりん祭り)」が行われ、境内に3,000個の風鈴のトンネルが登場。色とりどりの風鈴が飾られ、目にも鮮やかな景色が広がります。
お寺にとって鈴はお鈴、除夜の鐘などとても重要なもの。リーンリーンと響く風鈴も心を癒し落ち着かせてくれます。
夏も本堂が開かれる日があり、その間は「床もみじ」を見ることができます。耳を澄ませると風鈴の音色が聞こえる素敵な空間で癒しの時間を持ちましょう。
春は明るく華やか
神秘さを感じる秋とは対照的に、明るく華やかな印象なのが春です。紅葉の葉っぱは春になると眩しい緑色に輝きます。晴れやかで美しい床もみじはゴールデンウィークのお出かけにもぴったり。
毎年4月下旬から5月下旬までの1カ月間の公開となっているので、秋を逃してしまったかたは春を待つのもおすすめです。
かわいい御朱印も大人気
宝徳寺の人気を支えるもうひとつの要素が御朱印です。種類も豊富で月や行事によって特別に登場するものもあり、御朱印集めを趣味にしているかたの間ではとても有名です。
境内に鎮座しているお地蔵さんをモチーフにしたかわいらしい御朱印から迫力満点な墨書きのもの、花の描かれた季節の御朱印やなんとお誕生日の御朱印まで!これほど御朱印の種類が豊富なお寺は全国的に見ても珍しいでしょう。
「床もみじ」の拝観に出かけたのなら、床もみじが描かれた特別な御朱印がおすすめ。本堂で見た風景が鮮やかに描かれた御朱印は思い出の品としても貴重です。
貴重な「床もみじ」が見られる宝徳寺。短い期間しか見ることのできない絶景は特別で一生の思い出に残るはず。
新型コロナウイルスに翻弄される2021年ですが、今年は3密を避けながらお出かけを楽しむことができます。ライトアップの期間は2021年11月13日(土)~11月28日(日)の間で、開始時間は午後5時、午後5時30分、午後6時、午後6時30分、午後7時の予定です。詳しくは公式サイトをぜひ参考にしてみてくださいね。
- 宝徳寺
- 群馬県桐生市川内町5丁目1608
- 公式サイト
- 秋の床もみじ特別公開(1)
- 拝観料:600円、高校生以下無料
- 2021年10月18日(月)~11月12日(金)
- 時間:9:00~16:00
- 駐車料:普通300円、二輪200円
- 秋の床もみじ特別公開(2)
- 拝観料:1,000円、高校生以下無料(土日祝日、団体ツアー受け入れ不可)
- 2021年11月13日(土)~11月28日(日)
- 時間:10:00~16:00
- 駐車料:普通500円、二輪200円
- image by:photoAC
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- ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウィルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。