日本はじまりの地、奈良「橿原・飛鳥」でパワースポットにご当地グルメや開運も!
奈良県中部に位置する橿原(かしはら)市と明日香村。日本の第一代天皇とされる神武天皇を祀る橿原神宮などがある「日本はじまりの地」で知られ、多くの史跡や古墳などの貴重な歴史スポットが点在しています。
江戸時代の雰囲気が感じられる街並みが残る「今井町」を訪ね歩く観光客も多くいます。
近年、今井町や明日香村には、カフェやショップなどが続々オープン。実は大阪や京都、名古屋からも交通アクセスが便利な場所です。
そこで今回は橿原・飛鳥エリアで定番の観光地に加え、おしゃれなカフェや染色体験など新たな注目スポットとあわせて紹介します。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
日本の第一代天皇が祭神「橿原神宮」は必須スポット
橿原市や明日香村は、奈良県中部に位置しています。隣接するこの2市村を合わせて旅行する人も多いエリアで、近鉄電車で大阪、京都、名古屋などからの交通アクセスも至便です。
「橿原神宮」は、日本の第一代天皇と伝わる神武天皇とその皇后を祀る、とても由緒ある場所。1890(明治23)年、神武天皇が橿原宮を造営して即位した場所であるとの『日本書紀』の記述をもとに創建されました。
大和三山の1つ、畝傍山(うねびやま)のふもとにあり、国指定重要文化財で素木(しらき)造りの御本殿は、京都御所の内侍所(ないしどころ)を移築したもの。
この御本殿と神楽殿、深い森に囲まれた玉砂利の参道など、広大な境内を歩くと神話が息づく空気が体感できるでしょう。
境内には、国歌『君が代』の歌詞に出てくる「さざれ石」が外拝殿(げはいでん)の右手に置かれています。
高さ4.5m、幅5.4mある巨大な大絵馬には毎年の干支が描かれ、多くの参拝者がこの絵馬と一緒に写真を撮っています。
授与所には、神武天皇が勝敗を占ったと伝わる鮎をモチーフとした「鮎みくじ」、神武天皇を勝利へ導いたとされる「金色の鵄(とび)」をモチーフとした「金鵄みくじ」などがあり、ぜひご利益を授かりたいところ。橿原でまずは必ず訪れたいスポットです。
- 橿原神宮
- 奈良県橿原市久米町934
- 0744-22-3271
- 6:30~17:00(開閉門時間は日の出、日没の間で時期によって変更)
- 公式サイト
教科書に出てくる飛鳥の観光スポット「石舞台古墳」
一方、明日香村には、飛鳥時代の宮殿や史跡、古墳などが数多く発掘、現存しています。その1つが「石舞台古墳」です。
日本最大級の横穴式石室を持つ方形墳で、大小約30個の花こう岩が積み上げられ、古墳上部の盛土が失われて石室が露出した姿となっています。
最も大きな天井石で約77t、総重量は約2,300tあるとも言われています。築造は7世紀初めごろと推定され、この地を支配していた蘇我馬子の墓という説があります。
巨石のそばまで行くことができ、石室の内部にも入れます。埋葬品などは盗掘され、一切残っていませんが、古墳や石の大きさにまず圧倒されます。
周辺にも、なだらかな棚田の休憩スポット、食事処や売店がある「明日香の夢市」、亀の形をした「亀石」、乙巳の変(大化の改新)の舞台となった「飛鳥宮跡」など見どころ満載。
四季折々でのどかな山里の風景が楽しめます。飛鳥観光にはレンタサイクルや徒歩、明日香周遊バス(赤かめ)が便利です。
- 石舞台古墳
- 奈良県明日香村島庄254
- 0744-54-9200(一般財団法人明日香村地域振興公社)
- 最寄り駅
- 入場料:一般300円、高校生以下100円、未就学児無料
- 定休日:なし
- 8:30~17:00(受付16:45まで)
- 公式サイト