新型コロナでここが変わった! 海外旅行の「準備」で必ず知るべきポイントは?
新型コロナウイルスの感染拡大により、海外旅行が気軽にできない日々が続いています。いずれ再開する日が来るといわれているものの、ワクチン接種やPCR検査、予約の変更対応など、しばらくの間は「以前と違う海外旅行への準備」が必要になることは間違いありません。
入国ビザ免除で行きやすかった国なども、新型コロナ後から入国基準が大きく変わったところもあります。
筆者は2021年9月、日本からアメリカ西海岸へ久々に海外渡航しました。その時に実体験した数々の出来事をもとに、新型コロナ前と異なる主な「準備」ポイントを、ピックアップして紹介します。
※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
海外旅行がしたいなら「ワクチン」の接種はほぼ必須条件
まず、新型コロナの「ワクチン接種」です。それぞれの国・地域が指定するワクチンを完了していることが入国の条件とするケースが増えています。
海外旅行を希望するなら、ワクチンの接種はある意味「必須」です。未接種だと入国できない、たとえ入国できても滞在中に不便が多くなります。
「ワクチン接種完了証明書」(ワクチンパスポート)も、どの国・地域に行くに関わらず持参しましょう。日本の各自治体が申請窓口で、無料で取得できます。
ただし、ワクチンパスポートの取得は、海外渡航予定がある人のみに限定されている場合も。申請してすぐに発行されないこともあります。渡航予定が決まったら速やかに申請しましょう。
また2021年12月20日、デジタル庁から日本政府公式の「新型コロナワクチン接種証明書アプリ」が正式リリースされました。
アプリ対応OSのiPhoneまたはAndroid、マイナンバーカードを持っており、ワクチン接種時にアプリでの接種証明書の発行に対応している市区町村に住民票があれば、すぐに登録が可能です。
こちらのアプリは海外渡航の際にも利用できると公式サイトで説明しています(12月20日時点)。ただし、いずれにせよ海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書が使用可能な国・地域に限ります。
ワクチンパスポートは、渡航した国での「健康パス」代わりとなることも。欧米などではすでに、屋内のレストランや美術館・博物館、長距離鉄道の利用などあらゆる場面で活用されています。
もしも日本のワクチンパスポートがそのまま利用できなければ、現地でPCR検査などを受検し、陰性証明書で期限付きの健康パスが発行される流れになります。
渡航先で、日本のワクチンパスポートが有効か、出発間際までチェックしましょう。