新型コロナでここが変わった! 海外旅行の「準備」で必ず知るべきポイントは?
PCR検査を受ける機会が増えるが、かかる費用はピンキリ
コロナ禍でよく聞かれるようになった「PCR検査」「抗原検査」は、海外渡航ではあらゆる場面で受ける機会があります。
出発前、到着時、滞在中、帰国前…筆者もアメリカ西海岸に滞在した際、帰国までに合計4回受けました。
国・地域によって「PCR検査」または「抗原検査」の陰性証明書を、入国時の必須書類としているところも多いです。検査時間が出発72時間以内だったり、24時間以内だったり、それぞれの国・地域ごとにしっかり調べないといけません。
「PCR検査」と「抗原検査」は違う検査です。なかには「PCR検査」のみだったり、検査方法も細かく指定したりする国・地域や、中国本土やハワイのように「紙」での証明書しか認めないところも。
2021年12月時点、日本での検査費用は保険適用外のため、ピンキリです。大事なのは、陰性証明書に日本語だけでなく「英語」も記載されていること。
日本出発時のチェックは日本の空港で行われるため、日本語だけで通用することもありますが、現地到着時にチェックさた際は英語でないとやり取りや確認がスムーズに行かず、最悪入国できない可能性も。
PCR検査の平均相場は2万円から3万円程度。空港や大きめの病院で受検するとやや高くなる傾向があります。(日本帰国時に必要なPCR検査の書類などに関しては後述)
変更や返金がしやすい航空券を買う、航空会社選びも大事
「航空券の予約」も、慎重に行わないといけません。いまは落ち着いているからと先の日程で予約しても、再び感染拡大すると入国規制が強化され、海外旅行ができない事態に急転する可能性があります。
航空券は、変更が無制限で手数料など無料、キャンセル時も現金での返金対応を行う航空会社および予約(発券)クラスで購入しましょう。
よく利用する航空会社なら、航空券の購入などで使える「バウチャー」での返金でもよいかもしれません。実際、返金はバウチャーのみとする航空会社が、いまは多いです。
また、「航空会社選び」も重要です。新型コロナの感染拡大でフライトの運休が相次ぎ、返金対応が追い付かず、会社そのものが倒産した会社もあります。
日本でも、もうフライトがないのに支払い済み代金が返金されないというエアアジア・ジャパンの例も起こりました。
海外旅行だと航空券は決して安くはありません。ANAやJALといった日系の大手航空会社、または経営が行き詰っても国からの支援が期待できるフラッグキャリアなどを選ぶのが無難です。過去に返金トラブルがないかも調べましょう。
ホテルの予約も同様です。直前までキャンセル無料の宿泊プランで予約しましょう。出発前の検査で新型コロナ「陽性」だと、渡航そのものが中止になります。
可能であれば、泊まりたいホテルは先に選んでおき、検査結果が出てから予約するのが最も安全かもしれません。
入国基準はいずれの国もコロコロ変わります。ちょっと前の情報、日本政府のサイトに載っている渡航情報すらすでに古いという事態も起こり得ます。自ら日々情報収集は必須です。