コロナ禍のいま、海外渡航に変化は?「出国手続き」「帰国後隔離」体験ルポ

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2021/10/13

2021年10月現在、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、海外渡航へのハードルが以前よりも上がり、とても難しくなっています。

旅行目的での入国が可能な国・地域は、徐々に増えてはいるものの、入国時に新型コロナの陰性証明書やワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)が必要だったり、日本帰国後も隔離が必要。気軽に海外へ行けるようになるには、数カ月先、数年先とまだまだ時間がかかる見込みです。

そんななか、筆者は2021年9月、日本を発ち、アメリカ西海岸を訪れました。日本ではホテル待機と自宅での自主待機、合わせて14日の隔離。今回はその時の経験を交え、まさにいまの海外渡航のリアルをご紹介します。

なお、日本をはじめ各国・地域の出入国における基準や状況などは随時変わるので、その都度必ずご自身で関係各所にご確認ください。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの海外渡航・入国情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

海外渡航向けPCR検査費は渡航先の基準が最優先事項

image by:シカマアキ

まず、新型コロナ発生以降の渡航手続きについて。どんな手続きが必要か、渡航先の入国基準によって異なります

例えば、今回渡航したアメリカ本土の場合。これまでと同じく「パスポート」と、ビザ免除のための「ESTA」(電子渡航認証システム)に加え、「アメリカ出発3日以内に取得した新型コロナの陰性証明書」と「誓約書」が必要です。

2021年11月上旬から、ワクチン接種完了証明書(ワクチンパスポート)も加えて必要に。さらに州によっては滞在先の登録なども必須であり、自分が訪れたカリフォルニア州では出国前にネットで手続きしました。なお、アメリカ国内でも、ハワイ州やグアム州は提出書類などが異なります。

image by:シカマアキ

日本出発前に、新型コロナ検査の陰性証明書が必要な国・地域は多くあります。提示が紙のみだったりデータも可能だったり、書式が決まっていたり自由だったりと、基準が国によってバラバラ

アメリカ本土向けは、検査方法が「PCR検査」または「抗原検査」、書式自由、紙・データいずれも可だったのでまだ緩いほうでした。


渡航先の入国基準に1つでも適合しないと入国拒否となったり、飛行機に搭乗できないケースもあるため、念入りに調べる必要があります。

また、新型コロナの検査にかかる費用はピンキリで、1回の検査で数万円差も。海外向けでは英語での証明書が必要なため、その証明書代も含めると最低でも1万円以上します。

ちなみに大きな病院や空港内クリニックなどはやや高め。しかしながら最も大切なのは、金額よりも「信頼できる検査先か」「検査結果を期限内に確実に受け取れるか」「渡航先の入国基準に合った検査方法や書式か」など。

image by:シカマアキ

筆者は出発3日前に自宅でオンライン診療と唾液採取、その直後に採取検体を郵便局に持参して速達で送り、翌日夜に検査結果がメールで送られてきたので印刷。出発当日に空港のカウンターで提示し、予定の便に搭乗しました。

入国のためのビザの申請、入国アプリへの登録なども、早めに済ませておくに越したことはありません。通常期より何事も早めの行動が大事です。ちなみに、アメリカ本土では入国後の隔離は基本ありません

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