実は日本にもある?ちょっと変わった世界の「ドライブスルー」4選
ドライブスルー銀行ATM&窓口
欧米の一部では一般的なサービスとして、ドライブスルーで利用できる銀行ATM(現金自動預払機)、および窓口もあります。
もちろん日本にも、OKB大垣共立銀行の「ドライブスルーながくて出張所(愛称:ポポット)」のようなケースもあります。こちらは窓口とATMの両方があり、ATMのオープンは2000(平成12)年で日本初でした。
例えばイギリスの新興勢力であるメトロ銀行の場合、2015(平成27)年にロンドンで初めてドライブスルーのサービスをスタートさせています。いってしまえば世界の大都市ロンドンよりも早かったわけです。
とはいえその後、ドライブスルーATMが必ずしも日本で一般的なサービスになっていませんよね。その現状を見ると素朴な疑問が浮かびます。ドライブスルーATMは本当に便利なのでしょうか。
その点については一部の報道によると、便利との意見がやはりあるみたいです。赤ちゃんが車内で寝ているけれど放置できないケース、あるいは荒天時などではすごく助かるのだとか。子育て中の筆者としては確かに納得できました。
ドライブスルーながくて出張所のグーグルの口コミも、件数が少ないながら4.5/5と高い評価を得ています(2022年2月9日時点)。やはり便利だと感じる人はいるみたいですね。
ただしドライブスルーATMも素晴らしい点ばかりではないみたいです。
アメリカに暮らす友人に聞くと、ドライブスルーで現金を引き出した瞬間に強盗に襲われる心配が一部の地域ではあるのだとか。窓を開いたまま手元に気を取られ無防備になるからですね。周りに注意を払って利用しなければいけないので、ちょっとした緊張感があるとの話。
スピーディーで利便性が高いはずのドライブスルーATMも混んでいて、かえって時間がかかるタイミングも月初や週末にはあるみたいです。
冷静に考えてみれば、クレジットカードや電子マネーでの支払いが増え、現金をATMで引き出す必要性そのものが減っている人もいるのではないでしょうか。
コンビニエンスストア内にもATMが充実しています。月に数回程度しか利用しない人であれば、利用ニーズはコンビニで十分に満たされる可能性もあるのではないでしょうか。
地方の場合は、銀行の店舗がどんどん減っている状況もあります。それらを併せて考えると、ドライブスルーATMを新たに設立する判断が銀行の側に働きにくい世の中になっているのかもしれませんね。