実は日本にもある?ちょっと変わった世界の「ドライブスルー」4選
ドライブスルーで葬儀に参列
宗教関連施設のドライブスルーも存在します。アメリカのロサンゼルスにある「Robert L. Adams Mortuary」という葬儀場ではドライブスルーで葬儀に参列できます。
YouTubeにも映像が投稿されていましたが、八百屋の商品陳列のように傾けた状態で棺桶が屋外に向けて設置されており、車内からもガラス越しに見やすくなっています。
英大衆紙デーリー・メールの電子版によると、この葬儀場は1974(昭和49)年創業だとか。この風変わりなサービスを創業者が世界で初めて発明したのかどうかは分からないみたいですが、高齢者を中心に意外にも高い評価を得ているみたいです。
もちろんドライブスルー参列が原則ですが、車を停めて降り、ガラス越しに間近で故人とじっくり対面する参列者も少なくない様子がデーリー・メールの電子版を読むと分かります。
ドライブスルーでの公開時間は限られており、自動車ナンバーの認証もビデオカメラで行われているものの、ある意味で公開中は誰でも故人の顔を拝められます。
葬儀場の公式ホームページによると、故人の姿を公開する行為には、現実の出来事として遺族が死を受け止められるようになる効果もあるみたいですね。
実は、同様のサービスは日本にもあります。長野県にある「上田南愛昇殿」で、ドライブスルーでお焼香できるサービスが全国で初めてスタートしています。
日本経済新聞社の報道によると不謹慎などの声も最初は上がったみたいです。先述したアメリカの葬儀場も「ウケ狙い」だとか「無慈悲」だとかいった見方もあったようです。
しかし高齢者や障がいのあるかたなど、葬儀への参列が自由にできない人からは、どちらも圧倒的に支持されているみたいですね。
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