世界遺産「元陽の棚田」は、少数民族が作り上げた奇跡の絶景だった
元陽の棚田の見どころは?
広い棚田にはいくつもの見どころがあります。見どころをしっかりと押さえ、感動の絶景を見逃さないようにしましょう。タクシーの運転手のかたは慣れているので、棚田を見たいと伝えれば問題なく連れて行ってくれます。
1.元陽最大の「老虎嘴棚田」
元陽で最も大きな棚田は「老虎嘴棚田(ラオフーツィ)」です。巨大な展望台がしっかりと備えられており、初めて棚田を観光するかたも安心。高い展望台から眺める棚田は高低差が消え、蜘蛛の巣を張りめぐらせたように見えると大評判です。
夕陽や朝日の時間帯は、多くの観光客やカメラマンでいっぱい。少し早めに訪れて、ベストポジションを取っておくと良いでしょう。
夕陽に照らされた棚田は真っ赤なグラデーションに染まります。ゆっくりと色が変化していく棚田の美しさを堪能してみてくださいね。
2.「多依樹棚田」で雲海が見られるかも!
朝早く出かければ、棚田、雲海、朝日のコラボレーションが見られるかも!と有名なのが「多依樹棚田(ドーイーシュー)」。こちらも巨大な展望台が設置され、さらに宿泊施設も近くにたくさんあることから朝早くから混雑する人気スポットです。
オレンジの朝日が差し込み、雲海の中から現れる棚田の姿は神々しさすら感じるほどの美しさ!第一展望台の最前列はカメラマンたちによって占領されていることが多いので、少し下に設けられた第二展望台まで足を伸ばしましょう。
3.夕陽を見るならここ「バ達棚田」
夕陽を鑑賞するなら「バ達棚田(バーダー)」もおすすめです。展望台自体はそれほど大きくないものの、棚田との距離は近く迫力満点。およそ3,700枚の棚田がオレンジに染まる様子は圧巻です。
いずれの棚田もタクシーで棚田近くの駐車場まで行くことが可能。過酷な山登りなどはないので、体力に自信がない人でも安心して訪れることができます。
棚田の散策を楽しんでいると、民族衣装を身につけたハニ族の人々に出会うことも多くあります。どこか懐かしさを感じる、昔ながらの生活を続けているハニ族の人々の暮らしを少し垣間見れるのも旅の醍醐味のひとつです。
昆明市から「元陽の棚田」へのアクセス
世界遺産に登録され、観光客も多く訪れることから棚田へのアクセスはきちんと整備されています。
まず雲南省の省都である昆明市へ向かいましょう。昆明南バスターミナルから元陽(新街鎮)への直通バスが一日に3本出発しています。所要時間は約6時間〜7時間ほど。降車地は元陽ではなく、新街鎮なので注意してください。
神々しい絶景の見られる「元陽の棚田」。これほどまでに大きな棚田は日本では目にすることができません。気の遠くなるほどの年月をかけて築かれた絶景を堪能できる元陽へ旅行計画を立ててみましょう!
- 参考:外務省
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