箱根の「オリエント急行」で優雅なティータイムを。絶景の花とアートをめぐるドライブ旅
小田急 山のホテル
驚きの絶景が広がるのは「小田急 山のホテル」の庭園です。1948年創業のクラシカルな雰囲気漂うホテルで観光客を待っているのは、信じられないほど美しいツツジの海。
芦ノ湖の絶景ももちろん美しいのですが、このツツジの海には心の底から驚くこと間違いなし。庭園は宿泊客でなくとも無料で見学できます。
赤、ピンク、紫、白、と色とりどりに咲き誇るツツジは70品種、約3,000株にものぼります。美しいツツジの庭園の間を縫うように張りめぐらされた迷路のような散策路は、やがて広い芝生の広場へと繋がります。絶景に次ぐ絶景でなかなか前に進むことができなくなってしまいます。
昔はこの庭園で園遊会が催されていたとのこと。美しい景色でおもてなしをと考えるのは、いまも昔も共通しているのですね。
- 小田急 山のホテル
- 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80
- 公式サイト
絶景のデザートレストランで優雅なティータイム!
ツツジの美しい庭園を散歩した後は、芦ノ湖の湖畔に建つデザートレストラン「プレミアムショップ&サロン・ド・テ ロザージュ」へ。芦ノ湖に浮かぶように建つ店舗は1階がカフェ、2階はケーキや紅茶が購入できるプレミアムショップとなっています。
美味しい紅茶とパティシエ特製のスイーツがいただける優雅なサロンは箱根で過ごす時間を一層盛り上げてくれますよ。大人気のりんごのパイや、美しく盛り付けられた季節のデザートがおすすめです。
- プレミアムショップ&サロン・ド・テ ロザージュ
- 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根80山のホテル別館
- 公式サイト
箱根ラリック美術館
19世紀から20世紀にかけてフランスで活躍したアーティスト、ルネ・ラリック。ガラス工芸家でありジュエリーアーティストでもあった同氏の作品を見ることができるのが「箱根ラリック美術館」です。
繊細なガラス細工を施された一点物の香水瓶やうっとりするようなジュエリー、脇役とは思えない大きなオブジェとなった花瓶など素敵な展示物に出会えるラリック美術館は、大人の女性に大人気です。
洗練された雰囲気の美術館の敷地には、ラリックの好きだった花が次々と咲くガーデンも。特に5〜6月はシャクナゲ、ハス、アジサイと清楚で可憐な花が開く季節なのでラリック美術館のガーデンを訪れるのにぴったりの季節です。
- 箱根ラリック美術館
- 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原186番1
- 公式サイト
本物の「オリエント急行」で過ごす一時
「箱根ラリック美術館」のなかでもっとも人気の高い展示作品といえば、豪華列車「オリエント急行」の車両です。鉄道のミュージアムではないのに列車の車両が展示作品?とお思いますよね。実はこのオリエント急行、内装をラリックが手掛けているのです。
2001年までパリと南フランスを繋ぐ電車として現役で走り続けた美しい車両は、役目を終えた後にはるばるここ箱根へと運ばれてきました。いまは内装はそのまま、ティーラウンジとして活用されています。
約90年前に作られたとは思えないほど洗練された車両の中では、優雅にティーセットがいただけます。また、専属のクルーのかたが車両やラリックについてさまざまな話をしてくださいますよ。
オリエント急行が展示されている「ル・トラン」は当日の予約制。現地へ足を運び、レストランで予約を行います。オリエント急行の見学とティータイムを合わせて約40分ほどです。
- オリエント急行
- 公式サイト
- ※当日、現地にて予約が必須です。
アートとお花とカフェで心満たされる春の箱根へ
自然あり、アートあり、スイーツありの春の箱根は大人にこそぴったりの場所です。
お花の香りで癒やされ、アートにときめき、スイーツで心もお腹も満たす素敵な旅になるはず。見どころ満載の箱根を満喫してみてはいかがでしょうか。
- image by:Filippo.P/Shutterstock.com(イメージです)
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- ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。