【2022】 晩春を彩る可憐な花〜京都のツツジの名所14選~
<森の京都>渓流ハイキングと共に楽しむヤマツツジ
京都府立るり渓自然公園@南丹市園部町
例年の見ごろ:4月下旬~5月上旬
「瑠璃のように美しい」ということから「るり(瑠璃)渓」と名付けられた、るり渓自然公園。この美しい渓谷があるのは京都府南丹市園部町の南西部、標高500mの高原です。
「るり渓12勝」と呼ばれる滝や岩を眺めたり季節折々の風景や草花を愛でたり…と4kmにおよぶ流谷沿いの散策路を歩いてリフレッシュ。4月下旬ごろにはヤマツツジやミツバツツジが渓谷一帯を薄紫色や紅紫色に染め、まるで水彩画の世界のよう。特に最上流にある通天湖周辺は見ごたえあり。
<周辺立ち寄りスポット>
・京都るり渓温泉for REST RESORT
・るり渓高原やぎ牧場
■■INFORMATION■■
京都府立るり渓自然公園
住所:京都府南丹市園部町大河内
TEL:0771-68-0050(南丹市観光交流室)
営業時間:各施設により異なる
料金:無料(一部有料施設あり)
定休日:なし
アクセス:JR園部駅から京阪京都交通バス「八田」下車、ぐるりんバス「るり渓橋」または「るり渓」下車
<森の京都>文人も愛した、岩に咲く朱色のツツジ
保津峡@亀岡市~京都市右京区
例年の見ごろ:6月上旬~下旬
京都府内のミツバツツジ、ヒラドツツジ、キリシマツツジなど咲き誇った後の6月に咲くのがイワツツジ。京都では、亀岡から嵐山まで緩急に富んだ保津峡を船頭さんの巧みな竿さばきで下る「保津川下り」の舟に乗っていると、岩肌に咲く可憐なイワツツジの花を目にすることができます。
緑の山々と険しい岩壁に逞しく咲く朱色のイワツツジのコントラストは、この時期にだけ見ることができるレアな光景。
明治時代を代表する俳人・正岡子規も保津川下りを楽しんだ際、「下り船 岩に松あり 躑躅(ツツジ)あり」という句を詠んだほど。このイワツツジは天然記念物にも指定され、この時期に訪れる観光客の気分を盛り上げてくれます。
<周辺立ち寄りスポット>
■■INFORMATION■■
保津川下り
住所:京都府亀岡市保津町下中島2
TEL:0771-22-5846(保津川遊船企業組合)
営業時間:9:00〜15:00
料金:大人4,100円/小人2,700円(損害賠償保険付き)
定休日:HPを参照
アクセス:JR「亀岡」駅から徒歩8分、「トロッコ亀岡」駅から京阪京都バスで15分
<竹の里・乙訓>深紅に燃えるキリシマツツジのトンネルをお散歩
長岡天満宮@長岡京市
例年の見ごろ:4月中旬~4月下旬
関西きってのツツジの名所、長岡天満宮は菅原道真公が太宰府に左遷される際、この地に立ち寄り、名残を惜しんだことから「見返り天神」ともいわれています。長岡天満宮のツツジといえば真っ赤なキリシマツツジが有名。
樹齢170年前後という古木の群生で、4月中旬ごろより参道や池の周りを真紅の花が埋め尽くし、あまりの艶やかさに圧倒させられてしまいます。特に高さ2.5mの鮮やかなキリシマツツジのトンネルができる大鳥居前や八条ヶ池にかかる石太鼓橋は撮影スポットとしても有名です。
<周辺立ち寄りスポット>
■■INFORMATION■■
長岡天満宮
住所:京都府長岡京市天神2-15-13
TEL:075-951-1025
社務所受付時間: 9:00〜17:00
拝観料:境内参拝自由
アクセス:阪急「長岡天神」駅から徒歩10分
〈お茶の京都〉聖徳太子ゆかりの古刹でミツバツツジのトンネルを歩く