たったひとつの世界遺産「シンガポール植物園」はアジア屈指の自然の宝庫

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2023/04/08

シンガポール植物園のおすすめスポット

とても広いシンガポール植物園内は、見どころをあらかじめ押さえておくのがおすすめ。

ゆっくり見て回るととても一日で周りきれませんし、シンガポールの日差しの強さから歩き回ると体力を奪われます。見ておくべきポイントや惹かれる景色などを調べておくようにしましょう。

1.ナショナル・オーキッドガーデン(ラン園)

image by:Z. Jacobs/Shutterstock.com

美しい植物園のメインが「ナショナル・オーキッドガーデン(ラン園)」です。およそ6万株もの色鮮やかなランの花が咲き乱れ、気候に恵まれた南国を訪れた気分を盛り上げてくれます。

植物園といっても建物内で育てられているわけではなく、360度を自然に囲まれた癒やしの空間。歩いて行くと次々と目の前にランの花が現れます。

ちょうちょのような形をした鮮やかな「デンファレ」が彩る小道やシンガポールの国花でもある華やかな「バンダ・ミス・ジョアキム」、世界最大のラン「タイガーオーキッド」など珍しいランの花にも出会えます。

ラン園の中にあるVIPオーキッド・ガーデンでは世界中のVIPの名が付けられたランの花を鑑賞することもできます。

上皇様の名前が付けられた、気品にあふれた真紅のランの花や、雅子皇后さまの真っ白なランなども必見です。

2.ジンジャーガーデン

image by:TravellingFatman/Shutterstock.com

その名の通り、世界中の生姜を集めたユニークなエリアが「ジンジャーガーデン」です。日本でも馴染み深い生姜、そもそも花を咲かせることすらあまり知られていませんね。

生姜の花も色とりどりで形もさまざま。とても見ごたえがあります。普通の花よりもビビッドで強い色味の花が多く、自然の面白さを感じることができるでしょう。


3.エボリューション・ガーデン

image by:Sophie Leguil/Shutterstock.com

「植物の進化」というとても面白い展示がされているエリアが「エボリューション・ガーデン」です。

恐竜がいた時代、それよりももっと前の時代から植物は地球に存在し続けました。人の進化と共に植物も進化し続けてきた様子に興味をそそられます。

まず古代から、いまも残る苔のような植物、次にシダ植物、その次に種を持つ植物が現れ…と植物の歴史を実際に見ながら学べるエリアです。

ほかには薬草が栽培されている「ヒーリングガーデン」や、子どもたちも遊べる「ジェイコブ・バラス・チルドレンズ・ガーデン」などもあるので、興味のあるエリアを重点的に散策しましょう。

園内のあちこちに休憩所が設けられているのでぜひ活用してみてください。筆者は約4時間かけても全部を見て回ることはできませんでした。日差しの強くない午前中のうちに見て回るのがおすすめです。

園内のカフェやレストランも素敵!

植物に囲まれた最高のロケーションで、優雅に朝食をとったり一休みできるカフェやレストランもあります。朝早くから営業しているお店もあるので気持ちのよい一日の始まりにぜひ利用してみてはいかがでしょうか?

テラス席でのんびりと過ごせる「Casa Verde」、気軽に利用できるカフェ「Bee’s Knees at The Garage」などがおすすめ。

ペイストリーもブランチもしっかり食事がとれるメニューも充実しています。贅沢な時間になること間違いありません。

「シンガポール植物園」内には、そこでしか購入できないかわいいお土産物も販売されています。

植物をテーマにしたお土産物が多く、ガーデンシティのシンガポール土産としてぴったり。お土産物屋さんはラン園の入り口と中央のビジターセンター内の2カ所に設けられています。

香水、アロマオイル、お花の柄のタンブラー、など雑貨類からばらまき用のクッキーや紅茶までさまざまなものが販売されているのでぜひ立ち寄ってみましょう。

日本からシンガポールへ行くには?

日本からシンガポールへは直行便が就航しています。成田空港、関西国際空港、中部国際空港、福岡空港など主要な空港からは7~8時間のフライトで到着。

また、LCCも就航しており、お手ごろ価格で航空券が手に入るのも大きな魅力です。フライトもお手ごろ、短い時間で到着できる、治安もよく安全で清潔と、シンガポールが人気観光国となるのは当然です。


空港からシンガポール市内への移動方法は?

「シンガポール・チャンギ国際空港」image by:Travel man/Shutterstock.com

シンガポールへの入り口となるのが「シンガポール・チャンギ国際空港」です。とても美しく広々とした空港で、世界の快適な空港・美しい空港ランキングでも常に上位にランクイン。

空港内もまるでエンタテイメント施設のような明るさと美しさで、シンガポールの旅の始まりを演出してくれます。

こちらの空港は市内中心部からは約20kmほど離れた場所にあります。市内への行き方はいくつか交通手段があるので、時間や価格、荷物の大きさに合わせて都合の良い物を選びましょう。

1.「タクシー」でラクラク移動

物価は決して安くないシンガポールですが、タクシーは比較的お安い値段で利用できます。シンガポール自体は東京23区ほどの大きさしかないので、タクシーで移動しても30シンガポールドル(約3,000円)ほどでしょう。

何人かで一緒に乗り込めばとても安く快適に市内まで移動できます。空港からの乗車は5シンガポールドル(約500円)ほど高くなりますが、それでもお安いですね。

2.「空港シャトルバス」もおすすめ

空港から市内のホテルへ直接送迎してくれるシャトルバスも出ています。市内の主要なホテルまで繋がるので大きな荷持を持っているときなどはとても便利です。

ただ、乗合バスであるため乗客によって路線が異なるため、到着時間が読みにくいのが難点。急いで観光をしたい方、到着後の予定を詰め込んでいる方は避けましょう。

3.早くて安い「地下鉄」もアリ

空港と市内は地下鉄での移動も可能です。空港の第2ターミナル、もしくは第3ターミナルと市内が30分ほどで移動可能となっており、夜遅くまで運行しているのでこちらも便利です。

まずは空港駅から「タナ・メラ(Tanah Merah)駅」へと移動、そこから乗り換えて市内中心部へと向かいましょう。

市内から植物園へのアクセスは?

image by:Shutterstock.com

シンガポールはコンパクトにまとまった国です。市内のどこへ行くにもメトロやタクシーが便利。「シンガポール植物園」は、東京ドーム13個分という広大な敷地を持っているため、エントランスもいくつかあります。

メトロの「ボタニック・ガーデン駅」を出てすぐの場所にあるのが北エントランス。

駅からは近いのですが、公園内のメインともいえる「ラン園」までは徒歩約20分ほどかかります。美しい公園内を散策するのもおすすめなので、時間が取れる方はこちらの駅を目指して入場しても良いでしょう。

タクシーを利用する場合は、南側にあるメインエントランスを目指してもらうと効率よく見て回れるでしょう。

今回はシンガポール唯一の世界遺産である「シンガポール植物園」をご紹介しました。

自然と一緒に暮らすシンガポールの人々の憩いの場にもなっている歴史深い公園は、シンガポール観光でぜひ訪れるべき場所のひとつ。シンガポールで過ごす貴重な一日を費やす価値のある場所ですよ。

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  • ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
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元々インドア派だったはずが『恋する惑星』でウォン・カーウァイにハマり、初めての一人旅は上海へ。カメラ片手にどこへでも行くアクティブ旅女子になりました。現在は大学院に通いつつフリーライターとして、旅・アート・美容・ファッションをメインに活動しています。

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