『ゴールデンカムイ』の聖地も。アイヌの歴史を学べるスポット7選

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2022/09/07

北海道博物館

image by:pojako/Shutterstock.com

北海道の自然や歴史とともに、アイヌ文化を学ぶのにぴったりなのが、札幌市にある「北海道博物館」です。

アイヌ文化に特化した博物館ではありませんが、北海道と先住民族であるアイヌ民族の歴史や関係を知り、どのように今日まで文化が守られてきたのかなどを学ぶことができます。

映像や展示品、パネルを駆使して北海道の開拓の様子からアイヌとの関わり、歴史をしっかりと学べます。

北海道の開拓により打撃を受けたアイヌ文化。目の当たりにするのはつらい事実も多くありますが、大人がじっくり学べる情報量の多い博物館です。アイヌの文化を目で見て、聞いて、触れることのできる博物館です。

  • 北海道博物館
  • 北海道札幌市厚別区厚別町小野幌53-2
  • 公式サイト

川村カ子トアイヌ記念館

image by:ドラマル/PIXTA

旭川市を訪れるのなら、ぜひ足を運びたいのが「川村カ子トアイヌ記念館」です。日本で最古のアイヌ博物館で、唯一の私設博物館です。

開館は1916(大正5)年、100年以上の歴史を持つ博物館は自宅を公開する形で始まりました。このころアイヌの人々が暮らした地域に本土からの和人が増え、好奇の目にさらされることが多かったといいます。そんなアイヌの人々の心の支え、文化を守る砦となったのがこの記念館です。

小さな記念館ではありますが、約500点以上の展示品が見られます。その多くは館長の川村カ子ト氏が収集したものなんだとか。アイヌ文化のぬくもりを感じられるような素朴であたたかな展示を見学しましょう。

  • 川村カ子トアイヌ記念館
  • 北海道旭川市北門町11丁目
  • 公式サイト

旭川市博物館

人気漫画『ゴールデンカムイ』の聖地として知られ、近年人気が高まっているのが「旭川市博物館」です。筆者が訪れた際は、同作に登場するアイヌの少女アシリパさんのパネルなども設置してあり、記念撮影をする方の姿を多く見かけました。

そんな旭川市博物館は、アイヌの人々の暮らしが等身大の人形を使いリアルに再現されています。


文字や写真ではイメージし難い部分もしっかり再現されており、アイヌ文化をより身近に感じることも。貴重なアイヌ文字の展示もされているのでぜひ注目してみましょう。


神居古潭

image by:photoAC

博物館やテーマパークでアイヌの文化を学んだ後は、アイヌの人々の聖地へと足を運んでみましょう。アイヌ語で「神様の住む場所」という意味を持つ「神居古潭(カムイコタン)」は、旭川を代表する景勝地のひとつです。

アイヌの人々にとってこの神居古潭は畏怖の対象でした。険しい自然のなか、石狩川を船で進んでいくのは命の危険と隣り合わせ。神様に祈りを捧げながら通るべき場所だったのです。

現在の神居古潭は木製の「神居大橋」がかけられ、その端から絶景が見られる景勝地として知られています。

  • 神居古潭(カムイコタン)
  • 北海道旭川市神居町神居古潭
  • 公式サイト

自然に神様の姿を重ね、生きてきたアイヌの人々。その貴重な文化に触れられるのは北海道旅行の大きな醍醐味です。

あたたかなアイヌ文化に触れ、継承していくことの難しさや大切さを感じる少し知的な大人の旅へぜひ出かけてみませんか。

  • image by:tipwam/Shutterstock.com
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  • ※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。
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元々インドア派だったはずが『恋する惑星』でウォン・カーウァイにハマり、初めての一人旅は上海へ。カメラ片手にどこへでも行くアクティブ旅女子になりました。現在は大学院に通いつつフリーライターとして、旅・アート・美容・ファッションをメインに活動しています。

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