封印された一手も。日本人が知らない世界のおもしろ「じゃんけん」豆知識

Array
2023/04/08

日本の「じゃんけん」といえば、だいだいルールが決まっていますよね。

グー」「チョキ」「パー」で構成されており、地域によって「最初はグー」などの掛け声がちょっと違っている場合もありますが、手の形と勝ち負けのルールは共通しています。

「グー」は石を意味し、「チョキ」はハサミ、「パー」は紙といったように、それぞれの強弱により勝敗を決めるじゃんけん。

しかし、そんな常識が通じない国も世界にはたくさんある様子。そこで今回は、世界のじゃんけん事情をまとめてみました。

フランスのじゃんけんには「井戸」がある

image by:EBASCOL/Shutterstock.com

最初は、フランス語のじゃんけんから。そもそも、英語でじゃんけんは「Rock(岩)/paper(紙)/scissors(ハサミ)」です。

フランス語では「Pierre(岩)/papier(紙)/ciseaux(ハサミ)」と言います。発音的には「ピエ/パピエ/シゾ」といった感じ。

プラスして、フランスのじゃんけんには、もう一手、不思議な手があります。その名も「Puits(ピュイ)」です。意味は英語で「Well」、日本語で「井戸」ですね。

役割として「チョキ」のハサミが落っこちて、「グー」の石も落っこちるので、「チョキ」と「グー」は「井戸」に負けます

しかし、「パー」の紙は井戸の穴をふさぐので「ピュイ」に勝ちます。なんでも落っことせる最強の一手というわけではないみたいですね。


インドネシアのじゃんけんは「生き物」だらけ

image by:Shutterstock.com

アジアのじゃんけんは、ヨーロッパのじゃんけんよりもかなり個性的です。そもそも論として、「Rock(岩)/paper(紙)/scissors(ハサミ)」が出てこないからですね。

インドネシアのじゃんけんは生き物がたくさん出てきます。登場するのは「ゾウ」と「アリ」と「人間」。現地での言い方は、「ゾウ=gajah(ガジャ)」「アリ=semut(スムット)」「人間=orang(オラン)」です。

最後の「oran」は、「Saya oran Jepun(私は日本人です)」 などの自己紹介でも出てくる単語のひとつ。

手の形は全て握りこぶし+指を立てるで、ゾウが親指人が人差し指アリが小指を立てます。

勝敗は、人がゾウに負け、アリに勝ちます。しかし、アリはゾウに勝つ関係ですね。覚えるまで誰が勝ったのか、一瞬悩んでしまいそうですね。

いま読まれてます
 石川 「北陸のクイズ王」といざ勝負。初心者でも楽しめる石川県のクイズカフェ ★ 120
 和歌山 パンダ列車でパンダに会いに。愛しの「パンダづくし」限定ツアー開催 ★ 174
 京都 京都府の素敵な賞品が当たる!オンラインイベント開催中!! ★ 7
 関西 大阪最強か?関東人が絶対読めない、関西の「難読地名&駅名」 ★ 449
 熊本 日本遺産の第1号に選ばれた熊本県「人吉球磨地域」の歴史と注目スポット ★ 153
エアトリインターナショナル コスパが高いLCC「ジェットスター」直行便でラクラク!ケアンズで大自然の癒やしを満喫しませんか?
封印された一手も。日本人が知らない世界のおもしろ「じゃんけん」豆知識
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
TRiP EDiTORの最新情報をお届け
TRiPEDiTORオフィシャルメルマガ登録
TRiP EDiTORの最新記事が水・土で届きます