絶景の富士山も。静岡県「満観峰」で癒しの自然満喫ハイキング

ところどころ秋の風を感じながら、日中は日差しがまぶしい日々が続いています。だからこそ秋のおでかけは、場所を選ばないと体力的にも厳しいことでしょう。

そんな日のおでかけには、緑一杯の自然のなかで過ごすのがピッタリです。そこで今回は、静岡県にある「満観峰(まんかんほう)」のおすすめハイキングコースをご紹介します。

※本記事は新型コロナウイルス感染拡大時のお出かけを推奨するものではありません。新型コロナウイルスの国内・各都道府県情報および各施設の公式情報を必ずご確認ください。

今回のハイキングのコースタイム

  • 歩いた日:2022年8月20日(土)
  • 天候:晴れ後曇り
  • コース:御坂堂(静岡市小坂)P 9:02~9:07→不動尊9:09~9:42→小坂西登山口9:47~10:05→尾根道10:18→満観峰〈470m〉11:10~11:36→丸子富士〈450m〉11:45~12:32→直登コース分岐~12:53朝鮮岩〈320m〉13:08~13:23→直登コース登山口~13:51→御所の前~14:10→御坂堂P
  • 時間:登り(御坂堂P~満観峰)1時間9分/下り(満観峰~朝鮮岩経由御坂堂P)2時間26分/合計3時間35分
  • 日帰り温泉:エキチカ温泉くろしお(JR焼津駅そば)

※コースタイムは休憩を除き写真撮影などを含む、筆者が実際にかかった時間です。そのときの体調や天候によって大きく変わってきます。あくまでも参考タイムにしてください。

草木をかき分け登った先に広がる静岡市街の絶景

image by:photoAC

焼津アルプス愛好会で「8/20 最短コースで歩く満観峰・朝鮮岩ウオーク」に行ってきました。

「日本百低山」に選定されている「満観峰」を暑い夏の山歩きでしたが、熱中症アラートが出るほどの暑さではなくて良かったです。

今回のコースは登り「小坂西登り口コース」で、下りは「朝鮮岩直登コース」。

image by:masarus

予定通り午前9時に御坂堂Pを出発しました。

image by:masarus

数分で不動尊のある「翡翠の滝」、「萬福寺」です。枯れることのないこの滝はかつて旅人の喉を潤したことでしょう。焼津市花沢から日本坂峠を越え、小坂に古代の官道がありました。

image by:masarus

そこから農道を上がっていきます。最近クサギが増えていて、今回もたくさんこの花を見ました。放置畑が増えたからでしょうか、大きくなった木も見かけます。


image by:masarus

農道を歩くこと約40分、小坂西登り口に着きました。登山口には軽トラックが2台止まっていて、登山口辺りは草を刈ってくれてあるのが見えます。

「ラッキー!草を刈ってくれた山道を歩ける!」と思ったのですが、刈ってあったのは入口だけでした。

image by:masarus

山道にはススキなどが生え少し歩きにくかったです。そんななかにヤブミョウガやヨウシュヤマゴボウが生えていました。

本によるとこの「ヨウシュヤマゴボウ」は染め物のために西洋から輸入されたのが野生化したそう。根も葉も実も毒があるようです。

image by:masarus

午前10時、日本坂峠からの尾根道に合流しました。

image by:masarus

尾根道も写真のように草が伸びています。草に夜露が降りていなくて良かったです。

降りていれば、ズボンや登山靴がびしょ濡れになってしまいます。これまでこの「露払い」で何回ズボンや登山靴がびしょ濡れになったことか…。

image by:masarus

満観峰山頂には、午前10時30分前に着きました。

image by:masarus

小坂集落の方たちが山頂の草を刈ってくれていました。登山口にあった軽トラックの方たちで、ありがたいことです。山頂の草刈りが終わると登山道もやってくださるよう。

image by:masarus

私たちは東屋の下で昼食をいただきました。気持ちの良い風が吹いていて良かったです。

image by:masarus

午前11時過ぎ、朝鮮岩に向かって出発です。樹林帯を歩き午前11時30分ごろ、「丸子富士」に着きました。展望はありませんが三角点はあります。

image by:masarus

下っていくとまだヤマユリが咲いていました。

image by:masarus

丸子富士から約20分で「紅葉台」です。このモミジの葉は12月ごろになると紅葉するでしょう。

image by:masarus

紅葉台から約30分で朝鮮岩直登コース下山口です。ここの茶畑はまだ手入れがされています。焼津アルプスでは貴重な耕作地ですので、頑張って耕作を続けてほしいものです。

image by:masarus
image by:masarus

そこから約20分でようやく「朝鮮岩」です。急に展望が広がり、静岡平野や用宗港などが見えます。静岡市街の先には富士山があるのですが、今日は残念ながら見えません。

image by:masarus

少し休憩して下山です。

image by:masarus

下山口分岐まで戻り朝鮮岩直登コースを下って農道に出ます。

image by:masarus

農道を約30分弱歩くと県道に出て、角に「御所の前」という石碑が建っています。この辺りが日本武尊が滞在した場所だということで石碑を建てたそうですが、詳しくは知りません。

日本坂峠には「穴地蔵」があり、日本武尊が敵に追われて隠れたと言い伝えられています。日本武尊の伝説は多くの地方にたくさんありますが、あとから作られた話も多いのかもしれません。

image by:masarus

この集落には古い民家も多いです。それらを見ながら御坂堂Pに戻ります。午後2時過ぎに御坂堂Pに到着。

今回の山歩きは距離は少し長かったですが、多くは樹林の中を歩き充実した山歩きができました。そのあとは希望者5人でエキチカ温泉にお世話になりました。ハイキングのあとは、温泉に入ると疲れが取れていいですよ。

  • image by:photoAC(満観峰の頂上から望む富士山)
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私が出合った「日本百名山」を中心に、いろいろな山を毎週1山ずつ紹介しています。 MMも8年目に入り、二百名山、三百名山、山梨百名山、静岡の百山なども紹介しています。

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【著者】 masarus 【発行周期】 ほぼ 週刊

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